琴吹ななせはファミ通文庫からでている"文学少女"シリーズに出てくる登場人物。
主人公である井上心葉(いのうえこのは)と同じクラスであり、図書委員を務めるいわゆるツンデレキャラである。
『精神を病んでいるのでは?』・・・と疑いたくなるようなキャラクターが多いこの作品の中で、もっとも恋する純情少女たる位置に立っているまともな登場人物でもある。主人公、井上心葉に淡い恋を抱いており、一時期は恋人同士を演じた。比較的胸がおおきく、前述したとおり、非常に純情で乙女チックな行動をするため、人気の高いキャラクターである。
奇怪なツンデレ
ツンデレキャラと紹介したが、もっぱらデレるのはヒロインである"文学少女"天野遠子に対してであり、ツンツンするのは、主人公、井上心葉にたいしてである。物語が進んでいくと、その行動が劇的に変わっていくが、初期のツンツン行動は井上心葉にたいして「怒りをぶつける」「ひっぱたく」「モノを投げつける」など多岐にわたり、純粋なその行動のみを見ると、
『本当に心葉のことが好きなのか!?』
と読者が疑心を抱くようなことばかりである。