概要
須佐之男が所持していた三種類の神器であり、出雲地方の三種の神器と捉えられたりもしている。
須佐之男の神聖さと武力を表している。「生太刀」は生命の宿る剣で、「生弓矢」は生太刀と同じく生命の宿る弓矢、「天詔琴」は神のお告げに使う琴である。また生弓矢は死人を甦らせることもできるとか。
古事記においては大国主が須佐之男から奪っていき、反抗する八十神をこれらで倒し、葦原中国を平定した。
その後、大国主の荒魂が災いを起こしたため、崇神天皇が出雲大社からこれらを譲り受けて荒魂を鎮めたという。
現在は大阪府の美具久留御魂神社に生太刀、生弓矢が御神体として祀られている。
作品中の生太刀
イラストノベル乃木若葉は勇者であるにおいて、主人公乃木若葉が使用している。
2015年7月30日、バーテックスの一斉侵攻が始まった際、若葉はお告げを聞いた上里ひなたの声に従って、出雲大社神楽殿の中から錆びた剣を発見する。剣を握りしめた瞬間、若葉の身体から沸き上がる力と呼応するように錆びが消え去り、美しく比類なき殺傷力をもった剣に生まれ変わった。
若葉はその生太刀を手に、襲い掛かるバーテックスを倒し、生存者と共に無事四国へと辿り着いた。
何故出雲大社にあるのかは不明。