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285系の編集履歴

2017-02-23 17:56:33 バージョン

285系

にひゃくはちじゅうごけいおよびにいはちごけい

JR西日本、JR東海の直流寝台特急型電車。

概要

ブルートレインとして運転されていた寝台特急瀬戸”・“出雲”のアコモデーション改善と、夜行列車の出発・到着時間帯が都市部のラッシュ時に重なるため電車の走行性能を要求され、285系は設計開発された。1999年鉄道友の会ブルーリボン賞受賞車両でもある。


1998年(平成10年)に“サンライズ瀬戸”・“サンライズ出雲”として運転開始。

塗装は「ミッドナイト」を連想するブルートレインから「夜明け」を連想する赤とベージュに一新。

個室主体の豪華な設備が多いが、寝台料金不要のノビノビ座席もあり幅広いニーズに応えている。


JR東海が関わっている割に発表時に本社でもある名古屋には通過となった為に在名マスコミからは第二の「名古屋飛ばし」と呼ばれた。(尤も、通過時刻が深夜-未明帯なので停車されても需要は皆無だったわけだが・・・。)


583系の後継者として

1972年の583系製造終了後もはや二度と登場しないと思われていた寝台電車として実に26年ぶりに登場した寝台電車が本系列である。


ただ、581系・583系の開発コンセプトが昼夜兼行の可能な両用電車であったのに対し、285系は夜行特化であり昼行運用は基本的に考慮していない。この為285系は583系の正統な後継車ではないとする意見もある。

だが、そもそも工業製品において583系のようなエポックメイカーがそのコンセプトを次代に完全に引き継がせた例の方が極めて稀有である。まして1967年の581系以来30年ぶりの新設計に当たって583系では生かし切れなかった、あるいは時流に合わないとされた部分をオミットしたのは当然と言えよう。


そもそも285系は「1系列で座席からA寝台までの多改装サービスを実現させる」というコンセプトで開発されているが、それは紛れもなくサロネ581形登場後の583系の姿であり、「きたぐに」という583系が特化することに成功した例からの発展である。285系は立派に583系の後を継いだと言える


区分

0番台

JR西日本所有。後藤総合車両所出雲支所(旧出雲運転区→出雲鉄道部出雲支部)所属。3編成在籍。

3000番台

JR東海所有。大垣車両区(旧大垣電車区)所属。2編成在籍。

3000番台は運用の都合上、車両管理はJR西日本に委託しており所属区である大垣車両区にはいなく後藤総合車両所出雲支所に常駐しており、全般検査も後藤総合車両所本所(旧後藤工場)で行っている。


番台区分による車内の差別はない(当然だが)。


なお外観上の区別が全く無く、唯一の識別点は側面ナンバーの書体である。

(0番台はゴナ、3000番台は国鉄伝統のスミ丸ゴシック)


営業中の定期列車(全て寝台特急)

※多客時に高松~松山間延長運転の実績あり(1999年~2009年)。

*上記2列車は東京~岡山間併結運転。客車時代では下りのみ名古屋に停車していたが、電車化後は通過となった。



臨時列車

サンライズゆめ(東京~広島下関 1998年~2008年運行。)

この列車のみ7両編成(予備編成)単独で運行されていた


余談

車両の内装設計に住宅メーカーであるミサワホームも参加している。

(個室を組み上げる際にパネル工法を採用したため)

3000番台はJR東海の電車で唯一ミュージックホーンを装備している。

試運転ではあるが、関門トンネルを越えて九州上陸の実績がある。とされているが、実際は九州に乗り入れていない。但し機関車牽引を想定した試運転は実施されており、1998年の5月に下関車両管理室のEF65が電源車のカニ24と無動力状態の285系7両編成を牽引して宮原操車場から岡山駅まで走行している。この様子は雑誌鉄道ジャーナル1998年10月号に掲載されている。


今のところ一度も使用されていないが、「あさかぜ」の方向幕も用意されている。


関連タグ

東海道本線 山陽本線 伯備線 山陰本線 瀬戸大橋線


581系583系:285系の先代に当たる国鉄時代の寝台電車。

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