概要
語源は「明瞭(めいりょう)」である。視認性を要に開発されたフォント。
デザインはサンセリフ(ゴシック体)系に属しており、直線部分と曲線部分がはっきりし若干膨らんだ印象の字形となっている。
実は、膨らんだのではなく「高さを縮めてある」。日本語と英文を混ぜて書くときに違和感の無い見た目にする目的で、一部のラテン文字の下側部分(「j」「g」など)を綺麗に見せるようにするにはどうしたらよいかを考え、その結果「文字の底部分にあたるベースラインを少し高くする」という発想に至る。それが、文字が横に広がっているように見える理由である。
長所
- それまでのゴシック体と比べ、長時間見ても目が痛くなりにくい。特にWindowsの場合は見栄えの良いゴシック体が少なかったのでなおさらである。
- 新JIS規格「JIS X 0213」に基づいて文字種を増やしてある為、種々の互換性の問題が解決される。例えば、戸籍法施行規則に基づく全ての人名用漢字が使用できる。
- とはいえメイリオでも表示できない漢字などはまだ存在する。スタイルシートを設定できるユーザーは、メイリオと「Microsoft YaHei」「Microsoft JhengHei」(デザインの似た中国語フォント)をセットにすることで、メイリオでサポートしていない漢字を違和感無く表示できる。日本語で使う漢字すべてをJIS X 0213で賄えるわけではないのだ。これはヒラギノにも同じ事が言える。
短所
メイリオとピクシブ
pixiv(本家)は、Helvetica Neue・Arial・ヒラギノ・メイリオの4種を指定している。
ピクシブ百科辞典では、2011年7月1日以降、ゴシック体が指定されている。
関連タグ
(◕‿‿◕): pixivでの一番の被害者