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ルバート・クログレイの編集履歴

2017-10-18 20:11:00 バージョン

ルバート・クログレイ

るばーとくろぐれい

ゲーム「大逆転裁判」の登場人物(メイン画像真ん中の人物)。

概要

大逆転裁判』第5話の登場人物。27歳。

白いスーツとシルクハットに身を包み、ステッキを携えた紳士風の美男子で、職業はシティ区担当の電信局に勤める電気通信士。

口調は丁寧だが慇懃無礼な人物であり、会話の際にやたらと気取ったポーズをとる癖がある。


初登場時は「エッグ・ベネディクト」という偽名を名乗り、ベーカー街にあるハッチの質屋でジーナ・レストレードが質草のコートを引き出そうとしたところに現れ、「彼女に預り証を盗まれた」としてコートの所有権を主張。一時はコートを手にするが、その場に居合わせたシャーロック・ホームズ成歩堂龍ノ介に嘘を暴かれた。


関連タグ

大逆転裁判

ジーナ・レストレード ハッチ・ウィンディバンク シャーロック・ホームズ 成歩堂龍ノ介























この先、重大なネタバレがあります!




















ネタバレ

第5話の真犯人であり、第3話の被告人コゼニー・メグンダルを死に追いやった黒幕。



彼のかつての名はルバート・ミルバートン

第3話の被害者モルター・ミルバートンの息子であり、幼い頃に両親が離婚したため母方の姓を名乗っている。

少年時代のルバートは悪友のティンピラー兄弟とつるんで色々と悪さをする一方で、貧しい生活から抜け出すために毎日猛勉強に励んでいた。大人になって電気通信士の資格を取り、電信局に就職して念願の豊かな生活を手に入れたルバートだったが、それでも彼の心は満たされなかった。昔の貧しい暮らしを悪夢として見るようになったルバートはそんな悪夢を消し去ってしまえるほどの大金を求めるようになり、やがてコゼニー・メグンダルと出会う。


大英帝国の極秘情報を盗み出して敵対国に売ろうとしているメグンダルと手を組んだルバートは自分の立場を利用して政府の極秘通信の記録を盗み出すと、用心のために情報の内容をオルゴールに偽装することを思いつく。オルゴールの製作を業者に頼むわけにはいかないため、ルバートは昔オルゴール職人の弟子だった父のもとを訪ね、事情を偽ってオルゴールの製作を依頼。モールス信号の長点と短点を別々に記録した二枚一組の円盤と、それらを同時再生するための特殊なオルゴールを用意する。


メグンダルとの取引は2回に分けて行い、1回目の取引で円盤の片割れとオルゴールの装置をメグンダルに渡して金を受け取ったルバートは、その一部をモルターに謝礼として持っていくのだが、息子が怪しい取引をしていることに勘付いていたモルターは金の受け取りを拒否し、2回目の取引には自分が行くと言い出す。「父なりに筋を通したいのだろう」とルバートはモルターの意思を尊重し、もう1枚の円盤を渡して取引に送り出すのだが、モルターは乗合馬車の中で殺害され、帰らぬ人となってしまう。


父はメグンダルに殺されたと直感したルバートはメグンダルの裁判を傍聴し、メグンダルが不正な手段を使って無罪判決を勝ち取ると、予め金で雇って法廷係官に紛れ込ませておいたゴロツキを差し向けて彼を亡き者にした。


メグンダルの死から2か月後、上述した通りジーナがメグンダルのコートを引き出そうとしたところに現れ、彼女からコートを横取りしようとするが失敗。嘘がバレた後も拳銃を突き付けて強引に奪おうとするが、ハッチの通報で警察が駆け付けたために止むを得ず逃走、コートのポケットに入っていた円盤は警察に押収されてしまう。

その日の深夜、ルバートはティンピラー兄弟を雇って質屋に侵入し、質流れ(預かり期限が切れて売りに出された品)になった品々の中からオルゴールを発見してもう1枚の円盤を回収するが、そこへ店の異変に気付いて現れたハッチが撃った銃弾で左腕を負傷。ルバートは持っていた拳銃でハッチに反撃し、円盤を持って質屋から逃走した。ルバートの逃走後、ハッチは彼が撃った銃弾が元で死亡。ティンピラー兄弟は呑気に現場の後片付けをしており、駆け付けたホームズに発砲して彼を負傷させ、逃走後に挙動不審者として巡回中の警官に逮捕された。


ジーナが被告人となった裁判では最初、現場から発見された2発の弾丸の内、1発はティンピラー兄弟がホームズに向けて撃ったものと思われていたため、遺体の隣で被害者の拳銃を持って気絶していたジーナが犯人とされていたのだが、検察側が提出したホームズのポーチから3発目の弾丸が発見されたことで状況は一変。正式な証拠とは認められなかったもののホームズが独自に発明した試薬により、質草を巡ってジーナと争った際にルバートが円盤の突起で指を切ったことで付着した血痕と現場に残されていた被害者以外の血痕が同じものだと判明し、更にホームズが質屋に(勝手に)仕掛けておいたカメラで撮影された写真や、陪審員の中に偶然職場の同僚が居たことで、身元を特定されて法廷に引きずり出されてしまう。


証言台に立ったルバートはティンピラー兄弟や職場の同僚が余計なことを言ったせいもあってモルターとの関係や事件発生時に現場に居たこと、そして自分が政府の極秘通信を盗むことが可能であったことなどを暴かれてしまうが、ジーナの証言中にトバイアス・グレグソン刑事に取引を持ち掛け、2枚目の円盤を渡す代わりに彼から捜査に関する情報を聞き出すと、「自分は保管庫の扉についているのぞき窓から事件を目撃した」と証言する。勿論これは虚偽の証言だが、質屋の保管庫の扉には確かに小さなのぞき窓がついていたため、成歩堂は最初この証言を崩せなかった。だが、実はその“のぞき窓”は事件発生後に成歩堂が現場を離れた僅かな時間に御琴羽寿沙都アイリス・ワトソンの発明品を使って作ったものであり、本来ならルバートが知るはずのない情報だった。

ホームズが仕掛けておいたカメラで撮影された写真でそれが立証され、更に法廷で円盤を2枚ともセットした状態でオルゴールを再生されることを恐れたグレグソン刑事が自分への情報提供を認めたことで完全に言い逃れ出来なくなり、激高したルバートはグレグソン刑事に怒りをぶつけた後、全てを認めた。


他人の命を奪い、金に物を言わせて真実を捻じ曲げたメグンダルに引導を渡し、父の仇を取ったルバートだったが、そのために彼が取った手段は、メグンダルと何ら変わりないものだった。


なお、グレグソン刑事の奔走も空しく、オルゴールの円盤に刻まれた極秘情報は一部が法廷で再生され、解読したアイリスによれば、その内容は日本語でK・アソーギA・サツシヤアT・グレグソンJ・ワトソンという4人の名前になることが判明。

この4つの名前が持つ意味と、「A・サツシヤア(サッシャー)」なる謎の人物の正体は、続編の大逆転裁判2で明らかとなる。

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