→鳥人
メトロイドシリーズの鳥人族について
ゲーム作品登場時点ではすでに滅びた種族。
同シリーズの根幹にかかわる生命体「メトロイド」を創造したのは彼らであり、またサムスのパワードスーツ、そして後にスペースパイレーツの親玉となるマザーブレインの開発者でもある、いわば「メトロイドシリーズ」の物語、そして銀河の戦士サムス・アランの生みの親。
幼くして両親と共に採掘基地へと移住したサムスは、3歳のころ採掘基地にやってきた鳥人族の長老・グレイヴォイスと出会い親友となるが、グレイヴォイスを尾行していたスペースパイレーツによって採掘基地を襲撃され、結果両親を殺されてしまう。なお、この際の襲撃メンバーの中にはかのリドリーもおり、サムスはこの事件がもとでリドリーに対するトラウマを抱えている。
悪意がなかったとはいえサムスの両親を死なせてしまったことに責任を感じたグレイヴォイスは、母星ゼーベスへとサムスを連れ帰り、20代近くまで養育した。
この際、ゼーベスの気候・環境に耐えられるよう遺伝子操作をほどこしたことで、サムスは超人的な身体能力を獲得している。
サムスが幼少期の時点で既に種族全体の滅亡が見えていたらしく、サムスに戦士としての訓練をさせたほか、自分たちの代わりに宇宙の守り手とするべく、マザーブレインを製作した。このうち、マザーブレインは同じく宇宙の守り手候補だったサムスへの嫉妬から離反、逆にスペースパイレーツの側へと寝返り、鳥人族を破滅させている。
初代~GBA版では
直接は登場せず、彼らが製作したサムス用のアイテム、防衛兵器、そしてアイテムの管理者をかねる鳥人像が登場している。
また、「ゼロミッション」では彼らの遺跡「チョウゾデイア」とその神殿「大軍神の間」が存在し、このうち「大軍神の間」はボス「大軍神」との戦闘エリアでもある。
プライムシリーズでは
やはり直接は登場せず、彼らが残した碑文が「チョウゾロア」として登場するほか、ステージの一つには彼らの遺跡「チョウゾルーインズ」が登場する。
碑文によれば自然と一体化し、鳥人族を含めた未来予知の能力を持っていたようで、予言に則って「戦士」(=サムス・アラン)用のアイテムを各所に配置していたほか、とある邪悪な存在を自分たちの命と引き換えに封印した旨が記されている。また、「賢しき者の一団が白い大地に黒い染みとして広がるだろう」としてスペースパイレーツがアイスバレイ(=雪ステージ)に台頭することも予言していた。
このほかに、彼らの亡霊「チョウゾゴースト」も登場する。