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ルバート・クログレイの編集履歴

2018-04-13 16:05:13 バージョン

ルバート・クログレイ

るばーとくろぐれい

ゲーム「大逆転裁判」の登場人物。

概要

大逆転裁判』第5話の登場人物。27歳。

白いスーツとシルクハットに身を包み、ステッキを携えた紳士風の美男子で、職業はシティ区担当の電信局に勤める電気通信士。

口調は丁寧だが慇懃無礼な人物であり、会話の際にやたらと気取ったポーズをとる癖がある。


初登場時は「エッグ・ベネディクト」という偽名を名乗り、ベーカー街にあるハッチの質屋でジーナ・レストレードが質草のコートを引き出そうとしたところに現れ、「彼女に預り証を盗まれた」としてコートの所有権を主張。一時はコートを手にするが、その場に居合わせたシャーロック・ホームズ成歩堂龍ノ介に嘘を暴かれた。


関連タグ

逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧

大逆転裁判

ジーナ・レストレード ハッチ・ウィンディバンク シャーロック・ホームズ 成歩堂龍ノ介


















ネタバレ





この先、重大なネタバレがあります!





















第5話の真犯人であり、第3話の被告人コゼニー・メグンダルを死に追いやった黒幕。



彼のかつての名はルバート・ミルバートン

第3話の被害者三度焼きのモルターの息子であり、幼い頃に両親が離婚したため母方の姓を名乗っている。

少年時代の頃は悪友のティンピラー兄弟とつるんで色々と悪さをする一方で、貧しい生活が死ぬほどイヤでそこから抜けだしたいと考えていた。そして必死に勉強した結果電気通信士の資格を獲得し、電信局に就職して念願の豊かな生活を手に入れたが、それでも心が満たされなかったクログレイは昔の下町の暮らしのユメにうなされ、そんな悪夢を消し去ってしまえるほどのカネを欲するようになる。


そんなときコゼニー・メグンダルがクログレイの前に現れ、大金と引き換えに政府の《打電》の記録を盗み出して渡すという取引を持ちかけられる。クログレイは自分の立場を悪用して政府の極秘通信の記録を盗み出すと、用心のために情報の内容を《自鳴琴(オルゴール)》に偽装することを思いつく。昔《自鳴琴》職人の弟子だった父を訪ね、事情を偽って《自鳴琴》の製作を依頼し、モールス信号の長点と短点を別々に記録した二枚一組の円盤と、それらを同時再生するための特殊な《自鳴琴》を用意する。


メグンダルとの取引は2回に分けて行い、1回目の取引で"円盤"の片割れと《自鳴琴》の装置をある程度の金と引き換えにメグンダルに渡して、2回目の取引でもう1枚の円盤と引き替えに大金を受けとるというものであった。クログレイはこの方法で数回取引を行い、その一部をモルターに謝礼として持っていくのだが、息子が通常ではない"取引"をしていることに気づいたモルターは金の受け取りを拒否し、2回目の取引には自分が行くと言い出す。「父なりに筋を通したいのだろう」と父の意思を尊重し、もう1枚の円盤を渡して取引に送り出すのだが、モルターは乗合馬車の中で殺害され、帰らぬ人となってしまう。


父はメグンダルに殺されたと直感したクログレイはメグンダルの裁判を傍聴し、メグンダルが不正な手段を使って《無罪》の判決を受けた、そのとき、予め金で雇って法廷係官に紛れ込ませておいたゴロツキを差し向けて彼を地獄へと導き、父のカタキをとった。


メグンダルの死後、メグンダルとの取引の痕跡を隠すべく、彼の《遺品》の回収を試みる。ジーナが引き出そうとした上述のコートは元はメグンダルのものであり、彼女からコートをポケットの中にある円盤ごと強引に奪いとろうとするが、コートはハッチの通報で駆け付けた警察によって押収されてしまった。

その日の深夜、クログレイはティンピラー兄弟を雇って質屋に侵入し、警察より先に"円盤"を取り戻そうとする。質流れ(預かり期限が切れて売りに出された品)になった品々の中から《自鳴琴》を発見してもう1枚の円盤を回収するが、そこへ店の異変に気付いて現れたハッチが撃った銃弾で左腕を負傷。クログレイは持っていた拳銃を反射的に発砲、不幸にもハッチは背中を銃弾を撃ち抜かれて死亡、これがハッチ殺害事件の真相である。目的の円盤を手に入れたクログレイはティンピラー兄弟に現場の後片付けを命じて逃走した。


その後、ハッチ殺害の容疑でジーナが起訴され、彼女の裁判が行われるのだが、審理中ホームズが独自に発明した試薬により、事件当夜の現場に付着した彼のものと思われる血痕の存在が判明する。正式な証拠ではないが弁護側の説得によってその可能性が認められ、更にホームズが質屋に仕掛けておいたカメラで撮影された写真や、陪審員の中に偶然職場の同僚が居たことで、身元を特定され、法廷に引きずり出されてしまう。


証言台に立ったクログレイはティンピラー兄弟や職場の同僚が余計なことを言ったせいもあってモルターとの関係や事件発生時に現場に居たこと、そして自分が政府の極秘通信を盗むことが可能であったことなどを暴かれてしまうが、同じく証言台に立ち、政府の《極秘通信》記録の盗難事件の捜査をしていたトバイアス・グレグソン刑事にこっそり取引を持ち掛け、記録が刻まれた2枚目の円盤を渡す代わりに彼から決定的と思われる「現場の"のぞき窓"」の《情報》を聞き出す。そして「自分は保管庫の扉についているのぞき窓から事件を目撃した」という証言で成歩堂たちを再び追い詰めるが、実はそののぞき窓は事件発生後に成歩堂が現場を離れた僅かな時間に御琴羽寿沙都アイリス・ワトソンの発明品を使って作ったものであり、本来なら彼が知るはずのない情報だった。

更に法廷で円盤を2枚ともセットした状態で《自鳴琴》を再生されることを恐れたグレグソン刑事が自分への情報提供を認めたことで完全に言い逃れ出来なくなり、激高したクログレイはグレグソン刑事に怒りをぶつけた後、全てを認めて自白した。


他人の命を奪い、金に物を言わせて真実を捻じ曲げたメグンダルを"悪魔"と呼んでいたクログレイであったが、バロック・バンジークスは彼がそれとまったく同じことしたため、彼自身もまたメグンダルと同じ"悪魔"となってしまったと語っている。


なお、グレグソン刑事の奔走も空しく、オルゴールの円盤に刻まれた極秘情報は一部が法廷で再生され、解読したアイリスによれば、その内容は日本語でK・アソーギA・サツシヤアT・グレグソンJ・ワトソンという4人の名前になることが判明。

この4つの名前が持つ意味と、「A・サツシヤア(サッシャー)」なる謎の人物の正体は、続編の大逆転裁判2で明らかとなる。

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