切り絵とは、紙を切り抜いて絵を作る事である。黒い紙を切り抜きモノクロの作品を作り上げるのが一般的だが、裏に色紙やセロハンを使うカラー作品もある。また、カッティングシートを使いステッカーにする(痛車界隈では「手切り」と呼ばれる)事もある。
手法に関する呼び名についてだが、輪郭線が繋がるように切っていくというセオリーに拘らず、カッターの切り味さえ活かされていれば「切り絵」とみなせるというスタンスも広まりつつあり、手法にとらわれない切り絵作品が多く作られている。そのため、「切って」台紙に「貼る」という、「貼り絵」的な範疇も含められる場合もある。また、カッターやアートナイフのみならず、ハサミで切り絵を作成する人もいる。特に、レース切り絵で知られる蒼山日菜氏が著名である。
代表的な切り絵作家は「モチモチの木」などの民話絵本の挿絵で有名な滝平二郎氏(2009年5月に亡くなられた)。
pixivではオリジナルイラストを切る人もいるが、版権もののイラストを切ったり、他人のイラストを切り許可をもらいイメージレスポンスする人もいる。また、「切ってもいいのよ」などとタグ付けし、切り絵の下絵用素材としてイラストを提供する人も。