概要
2005年に黒磯市、西那須野町、塩原町が合併して誕生した。市名の由来は「那須」と「塩原」という観光地を用いることで場所をわかりやすくしたものである(また、東北新幹線の那須塩原駅があったのも理由の1つ)。
当初、西那須野町は生活圏が共通であった大田原市との合併を望んでいたが、いろいろあって黒磯市との合併を選択した。また、この合併は那須町も参加していたのだが、最終的に抜けている。このため、那須高原は那須塩原市ではなく、那須町にある。
東京23区と仙台市の中間あたりに位置し、東北本線(JR宇都宮線)や東北新幹線の駅があるほか、東北自動車道、国道4号が縦貫している。西那須野地区は塩原温泉や大田原市への玄関口を、黒磯地区は那須高原(那須町)への玄関口を兼ねており、交通の要衝となっている。
塩原温泉や板室温泉などと言った温泉地が数多くあり、観光地として知られている。また、明治時代の軍人乃木希典の別邸があったことから、乃木夫妻を祀る「乃木神社」がある。
比較的最近に誕生した市であるため、市街地が西那須野地区、黒磯地区、那須塩原駅周辺などにばらけている。
アウトレットモールとして「那須ガーデンアウトレット」があるほか、ショッピングモールとして「ビバモール那須塩原」がある。このうち、「ビバモール那須塩原」にはシネマコンプレックスとして「フォーラム那須塩原」がある。この「フォーラム那須塩原」は宇都宮市より北の栃木県内の地域では唯一のシネマコンプレックスであり、人気作が上映されると栃木県北部だけではなく、福島県南部(白河市など)からも人がやってくるほどである。
交通
鉄道
東北本線は市内にある黒磯駅を境目に運転系統が分断されており、黒磯駅から南側(宇都宮駅・上野駅方面)はJR宇都宮線を名乗っている。
道路
一般国道としては国道4号、国道400号、国道461号が、有料道路としては日塩もみじラインが通っている。
また、高速道路は東北自動車道が通っており、市内には西那須野塩原IC・黒磯板室IC・黒磯ICの3つのインターチェンジが存在する。また、黒磯板室ICにはパーキングエリア(黒磯PA)が併設されている。