概要
エルドランシリーズの第3作目にしてTVシリーズ最終作。1993年3月3日~1994年2月23日までテレビ東京系で放送された。
シナリオをはじめ、あらゆる部門のクオリティが非常に高い作品とも言われている。
個性豊かな18人の小学6年生たちが織り成す物語は、OVAの関係上、初代で描ききることができなかった小学校最後の一年を取り入れている。また、前々作と同様の学園ものであるにも関らず、数々の区別化がなされた。団結力の強い地球防衛組と比べるとザウラーズは足並みが揃っておらず、初期は度々内輪もめが起きているのも本作の特徴のひとつだった(さすがに後半は影を潜めたが)。シリーズ間の繋がりを強める要素もいくつか存在し、1作目のキャラの従兄弟が登場したり、防衛軍が前作に引き続き登場するなどしている。
敵側も前作と異なり恐ろしく容赦ない存在として描かれている。歯車王の部下であるギーグ以外、敵側から笑いの要素を一切排除しており(ギーグ出演の総集編は笑い要素を復活させているが)、前作のコミカルな作風とは対照的な印象を持たせた。その影響もあって、後半の地球機械化から過去へのタイムスリップ、終盤の拳一の機械化など、シリーズでも群を抜いてハードな展開がなされている。反面、前作や前々作のように敵側を重視することがなくなっているため、シリーズを通してみていた視聴者には物足りなさを感じるといった声もあったようだ。
1作目の焼き直しといわれている本作だが、ザウラーズ側の心境を細かく描いている点や、敵であるエンジン王の心境の変化からの最期など、人気の高いエピソードは多い。
登場人物
ザウラーズ
武者小路叉音泰(CV:篠原あけみ)
水原結花(CV:大谷育江)
田辺久美子(CV:高乃麗)
山本春枝(CV:林原めぐみ)
佐藤明美(CV:篠原あけみ)
佐藤晴美(CV:梁田未夏)
大山育代(CV:上村典子)
ザウラーズ周辺人物
中島辰男(CV:新田三士郎)
弥生由里(CV:天野由梨)
高木俊雄(CV:島田敏)
北条千代乃(CV:上村典子)
エルドラン(CV:島田敏)
機械化帝国
機械神
機械四天王
歯車王(歯車大王)
電気王(電気大王)
エンジン王(エンジン大王)
原子王(原子大王)