「自慢じゃないが、駆け引きは得意でね」
CV:赤羽根健治
プロフィール
学園に通う高校3年生。知的で紳士的な物言いや巧みな弁舌に加え、端正な顔と人懐っこい笑顔をたたえる好青年。学園トップの秀才でもある。誰に言われるまでもなく、この世界が現実でないこと、3年間がループしていることなどメビウスの秘密に既に気づいている様子。(公式サイト/CHARACTERより) |
新入部員の一人で、オーバードーズにて初登場。
眉目秀麗、完全無欠に見える永至だが、自ら帰宅部メンバーに現実での素性を明かすなど
周囲を驚かす予測不能の行動も多い。
また、なぜかオスティナートの楽士である梔子からは尋常ではない憎悪を向けられている。
カタルシスエフェクトは鞭。通常時は仕込み杖のような形状だが、変形して鞭の姿になる。
更には意のままに炎を発生させることができる強力な異能を持つ。
戦闘スタイルはオールラウンドアタッカー。燃える鞭を巧みに操り、打ち上げやガード破壊、広範囲攻撃など戦闘に必要な役割を一人でこなせてしまうMr.パーフェクト。
しかしスキル名が拷問や処刑器具に関するものばかりで不穏な雰囲気を漂わせている。派生奥義で「陳刑に処す」と書かれている
関連イラスト
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Caligula 帰宅部(Caligula) エクストリーム帰宅部
以降、ネタバレが記述されています。 |
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「閉じ込められた瞬間、あの時の感覚が蘇ってきて……僕は……僕は……」
帰宅部の面々の中でもとりわけ落ち着いており、常に大人の余裕な態度を崩さない琵琶坂。
しかし、彼もメビウスに捕らわれただけあって深層で息づくトラウマは当然ある。
梔子が支配するシーパライソの太陽神殿で、μがライブを開催することを聞きつけた帰宅部は、彼女と対話を試みるため現地へと赴く。
しかし梔子の罠にかかってしまい、μを目の前にして全員が檻の中に閉じ込められてしまう。
目の前にμがいるにも拘らず、どうにもできない状況に皆が途方に暮れる状況であったが…
ただ一人、琵琶坂だけは普段の落ち着いた物腰が嘘のように罵詈雑言を喚き散らし、何としても檻から脱出しようと暴れ始めたのである。
必死に彼を宥め、一体何事であるか問い詰めた帰宅部の面々。ようやく落ち着いた琵琶坂からは衝撃的な言葉が語られる。
裕福な家庭で育った琵琶坂は幼少の頃、身代金目的で「田所」と名乗る男に誘拐されたことがあった。
家族や警察による捜索も難航しており、彼は田所にナイフで脅されながら3日もの間飲まず食わずで監禁されることとなる。最終的に田所は、琵琶坂を置き去りにして逃走。無事に彼は救助されることになったが、この事件のせいで琵琶坂は重度の閉所恐怖症に陥り、檻のような閉鎖空間に入ってしまうと恐慌状態に陥るのだという。
彼の悲痛な過去を知った帰宅部の面々は、琵琶坂に対し同情し、現在は自分たちがついているから大丈夫だと彼を勇気づけるのであった。
しかし落ち着きを取り戻したと思われたその直後、罠を仕掛けた張本人であるμと梔子に対し、怒りをむき出しにして襲い掛かる。
「説得などぬるい真似をしなくても、μを脅せば現実へ帰れる」
μを目の前にして、自らの考えを強行しようとした琵琶坂であったが、抵抗できない2人に対して、アリアのため、そして自分たちの信念のため、弱い者いじめを良しとしない鼓太郎を始めとした帰宅部の面々により止められたのであった。
その後、彼の狂気は形を潜め、表面上は再び普段通りの穏やかな物腰に戻ったように見えたが…