遥か北の地、貴壁の先
失われた国、ドラングレイグ
そこには、人の理を呼び戻す
"ソウル"と呼ばれる力があるという
その身に呪いを受けた者は
朽ち果てた門を潜り、彼の地へと向かう
まるで、光に惹かれる羽虫のように
望もうが望むまいが――
概要
正式名称 | DARK SOULS Ⅱ |
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発売日 | 2014年3月13日(PS3/XBOX360) 2014年4月25日(PC) |
価格 | 7800円(税込) |
対応機種 | PlayStation3 / Xbox 360 / PC |
ジャンル | アクションRPG |
プレイヤー人数 | 1~4人 |
CERO | 「D」(17歳以上対象) |
発売元 | FromSoftware |
開発 | FromSoftware / NAMCO BANDAI Games(海外販売サポート) |
ディレクター | 谷村唯、渋谷知広 |
プロデューサー | 竹内将典 |
解説
独特の陰鬱で硬派なダークファンタジーの世界観と断片的に語られる物語、近年の和製RPGでは極めて珍しく強烈な高難度かつ絶妙なレベルデザインで話題となった『ダークソウル』シリーズの続編的作品。
一歩油断すれば高レベルキャラでも序盤の雑魚敵に殺されてしまうこともあるという緊張感、プレイヤー自身が攻略ポイントを発見・学習・工夫・研究することで得られる達成感と駆け引きの高さは相変わらず。
ほぼオール初見殺しとも言える強大なボスキャラ、鬼畜極まりない敵やトラップ類の配置など、歯ごたえある冒険を楽しむ事ができる。
開発ディレクター谷村氏曰く「死の多様性も楽しんで欲しい」とのこと。
シリーズ独特のオンライン要素も健在。前作の誓約システムを継承しており、個々の役割や目的を明確化して世界観に合わせたロールプレイを楽しめるように洗練されている他、プレイヤー自身のプレイスタイルに合わせた対人戦や協力プレイを気軽に遊べるようになっている。
物語の前作との直接の繋がりの有無は明確にされてはいないが、シリーズのファンならば思わず膝を打つキャラクターや演出もあり、ファン達のフロム脳も活性化されている模様。
Pixiv上ではプレイ日記やファンアートの他、前作同様に発売前に盾の紋様デザインの一般公募が行われており、それらも投稿されている。
2014年の7、8、9月に新ステージのDLCとして
『深き底の王の冠』『鉄の古王の冠』『白王の冠』がそれぞれ配信。
2015年の2月に完全版である『SCHOLAR OF THE FIRST SIN』が発売。
同年の4月には、これにグラフィックの強化や敵配置の変更など、
さらなる追加要素を導入した新世代機種版が発売された。
2016年3月24日、続編的作品である『ダークソウル3』が発売された。
余談(※あくまでも参考までに)
業界関係者からの話によると、後任のプロデューサーを務めた谷村氏であるが、評判の悪かった要素については彼によるものではなく、前任の渋谷によるものだった。谷村氏が着任した際にはゲームもほどんど出来ておらず、危機的な状況から何とか短時間で完成させた手腕は業界でも評判が高く、あちこちからスカウトの話も舞い込んでいるが、それでもフロムソフトウェアにとどまり続けている。この際にバンナムも会社として責任を取る形で谷村氏を送り出しており、世間とは逆に誰一人として谷村氏の事を悪く言うことはなかった。
ちなみに冷たい態度で有名な緑衣の巡礼は、過去に開発中止となった渋谷のゲームキャラであり、渋谷自身はダークソウルについては全く興味がなかった。バンナムに帰属後はスマートフォン関連の事業部に配属。2018年頃からは音信不通で渋谷の行方を知るものはいないとの話である。
かつて猛威を振るったダベリンもリリース前に把握しており、谷村氏も担当者に修正の確認を取ったのだが、炎上した現場で萎縮してしまったのか「修正しました」と答えてしまったらしく、リリース時にそのままの形で世に出てしまった。シリーズ最高の難所として知られるアマナ祭壇も、計画時では倍近く敵が配置されていたが、流石に無理だとの事で現在の形に落ち着いた。