ヴィザ

ゔぃざ

ヴィザとは、週刊少年ジャンプで連載の漫画『ワールドトリガー』の登場人物

「さらばです玄界(ミデン)の勇士よ」

「これだから戦いはやめられない」

プロフィール

近界最大の軍事国家アフトクラトルに属する軍人で、仲間からは「ヴィザ翁」と呼ばれている。

高齢ゆえに新しい技術である角(トリガーホーン)は持っていないが、三下どころか作者から「本作の最強キャラ候補」と言われる程の実力を持った熟練の老兵である。

大規模侵攻の際、ヒュースと共に「金の雛鳥」である雨取千佳を捕獲するべく、三雲修達の前に現れる。

一見すると好々爺のように見えるが、飄々としつつも常に油断なく構えていて、その経験からくるであろう優れた観察眼と老齢ゆえの冷静さにより、相手の動きを察知して難なく対処している。

玉狛第一と交戦するが、手練れの小南を分断させるため市街地にトリオン兵を放ち足止めに入った木崎レイジをヒュースとの連携でベイルアウトさせた。その後、修達を追いかけるが、駆けつけた空閑遊真と１対１の対決へと持ち込まれる。

こうした状況から、千佳の捕獲はハイレインに任せ、遊真の足止めに徹する作戦へと変更。

勝負を急がない余裕を持った立ち回りに加え、レプリカを修の援護へと回した事による戦力低下により、確実に遊真を追い詰めていく。

だが、遊真はイチかバチか捨て身の奇襲を敢行。難なく一刀両断して遊真が敗北したかに見えたが、そこに仕掛けられた「本当の罠」があり、そこからの不意の一撃を受けて撃破された。

レプリカ曰く、アフトクラトルの国宝の一つと言われる黒トリガー。

杖の形をしているが、杖の部分は鞘になっていて、攻撃時に抜刀する。

自身を中心として同心円状に複数の円を広げ、その円周上を走る刃で攻撃する。

縦横無尽に軌道を走らせる姿は星間図のようであり、その上を超高速で旋回する刃は断頭台を思わせる。

いくつもの巨大な建物を一瞬にして微塵切りにする程の威力とスピードを持つことが倒されたレイジのデータ解析によりようやく判明。

さらに、刃は射撃攻撃を防ぐ盾にもなるため、攻撃を届かせるには刃の群れを掻い潜るかヴィザの意識外から攻撃するしかない。

また、ヴィザ自身の凄まじいまでの速さの体捌きと剣術の使い手であり、迂闊に懐に入っても本体で容易く斬られてしまう。

ブラックトリガーを使った遊真でさえ一瞬にして腕を切り落とされる程の速さの踏み込みと斬撃を繰り出すほど。（しかも事前にレイジが脚にダメージを与えていたから腕だけで済んだと称される程）

ちなみに「オルガノン」はギリシャ語で「道具」を意味する。

トリオン	攻撃	防御・援護	機動	技術	射程	指揮	特殊戦術	トータル
58	32	16	7	14	7	8	4	146

160話のヒュースの回想にて、彼が8歳のころから剣を指南していたことが明らかになった。

（予定されていたこととはいえ、）実際にヒュースを玄界に置き去りにした際には「しかし、惜しいですな。あれほど優秀な人材を……」とこぼしていた。