ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

圃人斥候の編集履歴

2019-02-10 12:37:36 バージョン

圃人斥候

ごぶりんなみのげす

蝸牛くも氏のライトノベル「ゴブリンスレイヤー」に登場するキャラクターの一人。

CV:岩中睦樹


概要

蝸牛くも氏のライトノベル「ゴブリンスレイヤー」に登場するキャラクターの一人。冒険者でありながらNPC同様悪役側にいるという珍しいキャラクターである。


辺境を拠点に活動している斥候(スカウト)で、鋼鉄等級の冒険者。ゴブリンスレイヤーの事は「楽な仕事ばかりして銀等級になった男」と勝手に認識しており、自分もそのようにありたいという妙な同族意識を持っていた。

一見すると人懐っこいお調子者の圃人(レーア)だが、人好きのする容貌の裏には後述の通り、醜悪な本性を隠している。


武僧、戦斧士、妖術師とパーティを組んでいたが、ある冒険で斥候という立場を悪用し、自身が発見した戦利品を独り占めする行為に及んでいた(戦利品は換金され、彼の装備品などに充てられている)。

その後、意気揚々と臨んだ昇格試験にて受付嬢からその事を追求され、白磁等級への降格及び街周辺での冒険者稼業禁止と、ギルドを事実上追放される格好となってしまった。


本来、パーティが冒険中に見つけた戦利品は、パーティの共有財産として扱われるのが常識であり、彼の場合は他のパーティメンバーが困窮にあえぐ中、彼のみ妙に羽振りが良くなっている事が疑念を深める事になった(この事について彼自身は「故郷からの仕送り」とごまかしたものの、即座に監督官の《看破》で嘘だと見抜かれた)。


当然この処分に納得いかない彼は反論するも、受付嬢に毅然とした態度で論破され、立会人であるゴブリンスレイヤーにも助けを求めるがバッサリと切り捨てられる。追い詰められた末に受付嬢に手を上げる事を思い立つが、ゴブリンスレイヤーが居た事でその場は踏みとどまり、捨て台詞を吐いて逃げ去った。


書籍3巻ではこの一件の逆恨みから、邪教団の生き残りの闇人の甘言に乗ってNPCになっており、収穫祭に乗じて受付嬢とゴブリンスレイヤーを奇襲した。毒塗りの手投矢でゴブリンスレイヤーを制圧(と思っていたが、実は鎖帷子でガードし「死んだふり」でごまかしていた)し、次のターゲットを受付嬢に定めた直後、倒したはずのゴブリンスレイヤーからの騙し討ちによって死亡した。


ギルドと冒険者の力関係や毅然としすぎた受付嬢の態度(※)など、彼の言い分には一部わかるものがあるのだが、その受付嬢の言い放ったとおり彼がやらかしたことは、冒険者の信頼を築こうと尽力するギルドの顔に泥を塗る行いであり、なにより同じ冒険者仲間への裏切り行為(彼の仲間達はみな困窮し、特に武僧は家族を持つ所帯持ちであり、なおさらネコババが許されない状況であった)である。

本来なら逮捕されてもおかしくない所を初犯という事で降格・追放程度で済んだにも拘わらず、逆ギレするという身勝手極まりない行為である。逆恨みの襲撃時の悪辣さもあって、トータルで見ると同情の余地はほとんどない。


※これは、冒険者相手にナメられないために気丈に振る舞っているためであり、実際圃人斥候が出ていったと同時にゴブリンスレイヤーの目の前にも拘わらずヘタりこんで弱音を吐いていた。

 更に言えば、冒険者は信頼がなければチンピラと同等であり、そんな彼らに比べれば国営の役所であるギルドの方が権力が上なのは当然の事だろう。



しかし、戦闘能力は低くないどころか俊敏さを持ち、頭に血が上っても白昼に戦士職と真っ正面から戦えば絶対に勝てないと理解する程度には頭が回る。短剣での白兵戦も、ゴブリンスレイヤーが不意打ちでやられては分がないと諦める程度には優秀。

収穫祭の際にゴブリンスレイヤーに不意討ちできたのは、暗闇で遮蔽物に隠れるというこれ以上もない有利な状況だったからであり、ゴブリンスレイヤーの『まず勝てない』という言葉の様に、普通の冒険者なら仕留めても不思議ではなかった(しかも受付嬢を守っての戦いになる為、ゴブリンスレイヤーにとっては圧倒的に不利な状況である)。

しかし、相手は常にゴブリンの不意討ちに備えて鎧の下に鎖帷子を着込んでおり、死んだフリによる騙し討ちも辞さないなど『普通の冒険者』では無かった事が運の尽き。結果、初撃が成功して舞い上がったのか、相手に不意討ちを許すという斥候らしからぬ失態を演じてしまった。


AA版では賭博黙示録カイジの三好が充てられている。



関連タグ

ホビット 小悪党 クズ

チルチャック …… 漫画版アニメ版でのデザインが似ている

アドン(ベルセルク) …… 矮小な人格と侮れない戦闘能力を併せ持つ者繋がり

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました