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CV:松田颯水


概要

わんだふるぷりきゅあ!』の登場キャラクター。猫屋敷まゆに飼われている雌の白猫

まゆの母・すみれが経営するコスメショップ『Pretty Holic』の看板猫でもある。

名前はまゆが「雪の日に出会ったから」という理由で命名したもの。


後述の経緯から猫種は現時点で不明。年齢も不詳だが、まゆが小学4年生の冬休みの時に出会った時は子猫だったため3〜4歳ぐらい(人間で言えば30歳前後)と推測される。


性格

ユキ

基本的な性格はクールかつマイペース。気位も非常に高い。

人見知り引っ込み思案心配性なまゆとは対照的に、常に悠然としており、多少の騒ぎでは物怖じしない。

まゆに呆れたような表情をしたり、ツッコミを入れる等、いかにも猫らしく飼い主より上位の振る舞いを見せる一方で、飼い主の社交性の不足を案じるかのような素振りなど高い知性を覗かせている部分もある。

お昼寝が大好きで、『Pretty Holic』の店先に設置されたプランタースタンド2つの内の片一方が、専用のお昼寝台にされている。

わんぷり8話

綺麗好きな反面お風呂は嫌いで、入れようとすると怒ったり引っ掻こうとする。


尚、第10話時点で部外者でこむぎが人間の姿になれる事とプリキュアの存在を認知している唯一の動物である(まゆは第12話でガルガルに遭遇、第13話でキュアワンダフルキュアフレンディと対面したが、詳細な事情は一切把握していない)。


容姿

ユキちゃんわんだふるぷりきゅあ!ユキちゃんうしろ

全身真っ白な毛並みに両耳からそれぞれ一本の長い巻き毛が出ており、後頭部に薄ピンクのハートの模様が付いている特徴がある(後頭部のハートの模様はこむぎにもある特徴でもある)。耳の中はの羽の形をした薄ピンクの模様がある。瞳の色は青色。


首に巻かれた青いリボンに付いている雪の結晶を思わせる金色のチャームはまゆの手作りであり、ユキもこれを大層気に入っている。


10話のラストからはまゆがPretty Holicの新商品としてデザインしたコンパクトに似た、青いリボンがあしらわれたハート型ブローチを首につけている。13話でそのブローチが意味ありげに光っていたが…。


出自の謎

第10話ではまゆとの出会いが詳しく描かれており、ユキもまたこむぎ同様に過去に何かあったらしく、人間そのものに対して心を閉ざし、非常に警戒心が強かった。

まゆと出会う前は、とある山間の古民家の軒下に勝手に住み着いていた野良の子猫であった。この頃は白猫である事が分からない程に煤けて薄汚れていた。

ユキとの出会い

しかし、まゆが小学4年生の冬にカメラマンの父・貴行に連れられ、その古民家に短期滞在することになる。「軒下の野良猫」を見つけたまゆはその子のことが気になり、つれない態度を取られても苦にせず何度も会いにいった。

そんなまゆに次第に心を開いていった子猫は、最終的にまゆに引き取られることになり、「ユキ」と名付けられた。

思い出


ユキが軒下に住み着いていた古民家は合掌造りであったため、まゆとユキが出会った場所は岐阜県白川郷又は富山県五箇山の可能性が高い。


ユキが生まれた時から野良猫だったのか、元の飼い主から捨てられて野良になったのかは不明。親兄弟がいるのかも不明である。

古民家の夫婦は「見つけた時から首輪はしていなかった」と語っているが、親猫が見当たらず子猫一匹という状況から「誰かに捨てられたのかもしれない」との推測もしている。


余談


演者について


玩具

2024年4月6日には、ユキをモチーフとした『ず〜っといっしょ♥おしゃべりユキちゃん』が発売されている。ただし、ユキがおしゃべりするという仕様上本編のネタバレが発生してしまう(発売当時まだユキは人語を喋っていない)ことが懸念されることから、テレビCMの放送は一切行っていない。これはプリキュアシリーズの玩具CMとしては、異例中の異例である。ただし、3月24日にバンダイ公式チャンネルから紹介動画が配信されており、ここで本編に先駆けユキの喋り声が解禁されたことになる。


各話エピソード

■第1話

  • 引っ越してきたこの町がアニマルタウンと呼ばれる理由を説明し、「いっぱい友達出来るといいね」と言うまゆに、『あなたはどうするの?』と言うかのように一声鳴く。「わたしも頑張って、友達いっぱい作るよ!」と意気込むまゆに『本当に~?』とでも言いたげな顔をするユキ。まゆは不服そうだったが、窓の下を通りかかった小犬連れの女の子と視線が合いそうになるや、案の定悲鳴を上げて隠れてしまった。
  • 挨拶して去る女の子と小犬を、尻尾を振りつつ見送った後、ほっと安堵のため息をつくまゆに猫パンチでツッコミを入れ、『さっきの意気込みはどーしたのよ!?』と言わんばかりに冷ややかな目で見下ろす。「べ、別に逃げてないからね!急にこっち見るからびっくりしただけで…」と必死で言い訳するご主人様を、呆れたように見つめるユキだった。

変わった子が気になるぽんこつっぽい子


■第4話

  • まゆより先に目を覚まし、鼻を舐めて起こすと「ユキ、おはよう。今日も可愛い、気持ちいい、最高……♡」と幸せそう。しかし、今日はまゆの母・すみれの店『Pretty Holic』の開店日なのに、「お客さん1人も来なかったらどうしよ~…」とネガティブな想像ばかりするまゆに、『やれやれ…』とばかりにため息をつくユキ。
  • 店の外で昼寝しようとしたところ、一番乗りを目指して来た女の子連れの子が、「おーい!ユキ!ユキ!」とやけに馴れ馴れしく話し掛けてきた。『…なによ、この子…』と怪訝そうな眼差しを向けるユキをよそに「ねぇねぇ、こむぎの事知ってる?こむぎはユキ知ってるよ!この前いろはとお散歩してる時見たから。こむぎは犬だけど人間にもなれるんだよ。あっ、言っちゃいけないんだっけ?でも猫ちゃんだからいいよね!いいのかな?」と、彼女のおしゃべりは留まる事を知らない。
  • こちらは昼寝をしたいのに、お構いなしにしゃべり続ける彼女にイラついて猫パンチをお見舞いするも、「今の猫パンチ?こむぎ、パンチ初めて!もっかい!もっかい!」と逆に喜ばせてしまう始末。彼女の興味が連れの子に移った事でようやく解放された。

白猫ユキちゃんの猫パンチ

  • 接客が終わった後、疲れが出ながらも楽しさも感じ、「いろはちゃん、もしかして友達になってくれるかな…」とまゆは呟くが、過去を思い出して「わたしにはユキがいるし…」と、諦めたかのような表情になってしまう。こんな状態が良いわけがないのに…。ユキも心配そうだった。
  • 夕方、そのいろはが再び現われ、「まゆちゃん、ユキちゃん、アニマルタウンへようこそ!これからよろしくねって事で!」とお散歩バッグをプレゼントしてくれた。思いもよらぬ贈り物に、まゆは胸をときめかせる。そんなご主人様をユキもうれしそうに見つめていた。

■第5話

  • いろはから贈られたお揃いのお散歩バッグに、まゆは大はしゃぎ。お返しをしなければと突然思い立った彼女を『せわしない子ね…』と言いたげに見守るユキだったが、ああでもない、こうでもないと思案を巡らせた末、行き詰まったまゆに「助けてぇ~!」と泣き付かれ『私にどうしろってのよ…?』とばかりに喉を鳴らす。
  • ひとしきり吸って何か閃いたのか、机に向かいペンを手に何かを描き起こし始めたご主人様を見ながら、ベッドに跳び移ったユキは『…まぁ好きにしたら?』と一寝入り。

■第6話

  • まゆの部屋、キャットタワーの最上段に置かれたクッションの上でお昼寝から目覚めたユキ。あくびした後に下を見れば、そこには一心不乱に何かを作るまゆの姿が。極度に集中した彼女の耳には、ノック音も母の呼び声も届かない。机の上に降り立つことでまゆの集中を途切れさせ、すみれママのフォローに努めるユキ。
  • 仕事でアフリカタンザニアにいるとのリモート会話に心弾ませるまゆ。しかし自らの学校の話になるや否や、段々と声のトーンが落ちてゆく。母に「友達ができた」と水を向けられても「まだ友達ってわけじゃ…」と言葉を濁す。新学期を来週に控えて猶、友達作りに消極的なご主人様を見て『はてさて、どうなることやら…』とでも言いたげに嘆息するユキだった。
  • アニマルタウン全域を震撼させるライオンガルガルの咆吼に、何かとてつもない事がこの街で起こっているのを感じ取る。

■第7話

  • 完成した“お礼の品”…こむぎの洋服ハーネスを、早速いろはに渡しに行けと母に勧められたまゆ。「一緒に行かない?」と誘ってみても、ユキはお昼寝台の上から猫らしからぬ器用さで『いってらっしゃ〜い』と尻尾で方向を指し示すばかり。

いってらっしゃい

  • 10歩も進まない内から振り返っても、ユキが付いて来る気配はなし。諦めてトボトボとフレンドリィ動物病院&サロンへと向かうご主人様の足音が遠ざかるのを聞きながら、ユキは『がんばって』と言いたげな視線を送る。

■第8話

  • 新学期、今日が転入初日のまゆは部屋の中を行ったり来たりしながら自己紹介のリハーサル。しかしネガティブな想像ばかり浮かんで緊張が増す一方。そんなご主人様を余所にユキはまだ寝ており、悠々と目覚めて毛繕いしていたところで、救いを求めるようなまゆと視線が合う。あからさまにアブナイ目つきと手つきに身の危険を感じ、逃走を図るも敢え無く捕まり、必死の抵抗も虚しく思いっきり頬ずりされて匂いを吸われてしまう。いつにも増して激しくもみくちゃにされたユキは『勘弁してよ、もう…』とでも言いたげな面持ちだったが、元気の出たまゆは張り切って学校へ。

ふわふわ~!気持ちいい~!いやされる~!

  • その間、改めて『Pretty Holic』の前で昼寝していると、先日飼い主と共に店に来た子犬が「おーい!ユーキー!」とダッシュして迫り、「ねぇねぇ遊ぼ!追いかけっこ楽しいワン!」としつこく絡んできた。昼寝の邪魔をされて機嫌を損ね『…付き合ってらんないわ』と背を向けたユキに、猛然と飛びかかり、じゃれ付いてくる子犬。やっとの思いで振りほどき「シャー!」と威嚇するが、子犬は面白がって「ワオーン!」「シャー!」「ワオーン!」「シャー!」とエンドレスの威嚇合戦に。

フシャー!ワオーン!

  • 遠くで嫌な気配を感じ、警戒の唸り声をあげると、子犬もそれに気付き、何と人間に変身する。「またね、ユキ!」と走り去る彼女を、ユキは唖然となって見送った。
  • 夕方、『帰ってきた端からまたこれ…?』と言わんばかりなユキの迷惑顔も顧みず、匂いを吸いながら「自己紹介うまくできなかったの~」とこぼすまゆだったが、いろはが助けてくれたのと、動物達と触れ合えたおかげで、朝の不安とは裏腹に楽しい転入初日を過ごせていた。
  • 「学校、楽しかった」まゆの口からその一言が聞けたユキは彼女の手をすり抜けると、締め切ったカーテンの陰に隠れる。「かくれんぼ?」とまゆがカーテンを開けると、美しい夕陽が沈みゆくところだった。『私だけのとっておきだった景色よ。一歩前進できた“今のまゆ”だからこそ、いっしょに見たくなったの』とまで思っていたかどうかは定かではないが、「学校…明日も楽しみだよ」と笑顔で呟くご主人様に、一声鳴いて応えるユキだった。

明日も学校、たのしみだよ・・・・。


■第10話

  • 母のすみれから「『Pretty Holic』に出す新商品のアイデアを考えて」と頼まれたまゆは気分が高揚し、「どうしよう、ユキ…お店の新アイテム、わたしがデザインしていいんだって~!」とユキ目がけてダイブしてきたので、するりとかわすが、まゆはベッドに顔を埋めた姿勢のまま動かなくなる。『大丈夫?』と近づくと、すかさず抱き締められ、「エヘヘヘ~…どうしよう~、どうしよう~…」とニヤニヤが止まらないまゆ。一方のユキは『心配して損したわ』とげんなり顔。
  • まゆはたくさんデザインを描いたものの、全部商品化する訳にはいかず、どれか一つを選ぼうと悩む。困った時のユキ頼りで、「ユキ~、ユキはどれがいいと思う?」と問い掛けるが、ユキは『自分で考えなさい』とばかりに素っ気なく逃げてしまった。それでも「だよね~…でもそんなつれないところも可愛い♡」と、まゆはユキにデレデレ。
  • そんなまゆとユキの出会いは、まゆが小学4年生の冬休みだった。父・貴行の撮影の仕事で、一緒に山間の村へ旅行に来ていたまゆは、無人の古民家の床下に棲みついていたユキを見つけた。ユキは泥だらけの薄汚れた有り様だったが、降る雪を見上げるその姿が綺麗に見えたまゆは思わず目を奪われる。しかし人間嫌いだった当時のユキは、まゆの視線に気づいても無関心で床下に引っ込んでしまった。
  • 翌日もまゆはユキの様子を窺いに来て、ユキの声を「とっても綺麗な声ね」と褒めた。だからと言ってユキの態度が変わる事はなく、まゆが近づこうとしても不審げな顔をするだけで、「あっ、大丈夫。わたし触らないよ!」と彼女が言っても、全く無視して横をすり抜け、床下に潜ってゆく。それでもまゆはめげる事無く、毎日ユキの様子を見に行き、話し掛けるようになった。

大丈夫、こわくないよ

  • また雪が降った日、手袋に乗った大粒の雪を見て、「わぁ…見て~、わたしこんな大きな雪初めて。レースみたいで綺麗だね」とまゆは声を弾ませる。それを聞いたユキが、初めて反応して床下から姿を現した。手袋を外し、ユキを警戒させないよう後ずさりしたまゆは、「ほら、見える?」とユキを促す。言われた通りに近づいてみると、手袋の上に降ってきた雪の一粒が、溶けずに結晶の形を保っていた。空から降る雪が、こんな形をしていたとは知らなかったし、同時に目の前の女の子が自分に対して害意など無く、友達になりたがっているだけという事がわかった。ユキの中で、人間への不信感が少し薄らいだ。
  • さらに翌日、まゆはいつもかぶっていた帽子を脱ぐと「これ猫ちゃんにあげるね。寒いでしょ?ママが編んでくれた帽子でね、とっても温かいんだよ!あとね、模様がすっごく可愛いの。ほら、春のお花畑みたいでしょ。お外は寒いけど、心はちょっと温かくなるの」と、ユキにプレゼントした。その時は素直に受け取らず放置したが、次の日は吹雪になった。寒さに震える中、ふと帽子の事を思い出し、雪に埋もれかけていた帽子を引きずって床下に持ち帰った。
  • 吹雪が止んだ後、様子を見に来たまゆは「よかった、元気だった?」と安堵するが、次に彼女の口から出たのは、「今日はね、お別れに来たんだ」という言葉だった。父の仕事が終わったので帰らなくてはいけないと説明するのを最後まで聞かず、ユキは『ああ、そうなの』とばかりに素っ気なく床下に引き上げる。まゆが名残惜しげに去った後、ユキはもらった帽子にくるまっていた。彼女の匂いがする帽子はとても温かい。でも所詮は人間。あの子もどうせ自分を置いて去ってしまうのだ…。ユキの顔は淋しげだった。

じゃあね ずっと元気でね・・・

  • 貴行と共に宿泊先の村人に礼を言い、まゆが車に乗ろうとした時、ユキが帽子を咥えて現れた。「お別れに来てくれたの?」「ニャア…」「わたしを呼びに来たの?」「ニャア…」言葉が通じなくても、お互いに別れ難い気持ちが伝わってくる。その光景を見た村人の夫婦は驚いていた。あの猫はてっきり人間嫌いだと思っていたのに、ここまで懐くとは…。
  • 「ごめんね、うれしいけど無理なの」まゆは懸命にこらえて背を向けた。貴行に「野良猫に無闇に触ってはいけない」と釘を刺されていたし、一時の感情でペットを安易にて飼うべきではない事もわかっている。だけど…。「わたしだって…わたしだって一緒にいたいよ!触れなくても、ツンってされても…一緒にいられたの、楽しかったの、うれしかったの!あのままずっと一緒に…一緒にいてくれるだけで…」まゆは溢れる涙を抑えられない。ユキも気持ちは同じだった。まゆの方へと歩み寄りながら、一際はっきりした声で「ニャア」と鳴いた。『お願い、行かないで』と訴えるような声で。「猫ちゃん!」まゆは遂にユキを連れ帰る事を決意する。

ユキ

  • 「生き物を飼うっていうのは簡単じゃない」と心配する両親を説き伏せたまゆは、ユキを洗って綺麗にした。本来の純白の毛並に戻ったユキを見て、「すごい…猫ちゃん本当は綺麗な雪色だったんだ…そうだ、あなたは今日からユキ!雪の日に出会った雪色のユキ!どうかな?」とまゆは命名し、手作りのチャームもつけてあげた。ユキもすっかり懐き、まゆに甘えて喉を鳴らす。こうしてユキは晴れてまゆと暮らす事になったのだった。

あの日 君と出会った

  • いろはと悟にその一部始終を話し終えたまゆは、新商品のアイデアが閃いて急ぎ帰宅。昼寝していたユキに「待っててね、ユキ」と一声かけてから、新たなデザインを描き始める。しばらくその様子を眺めていたが、外が騒がしいので窓から見ると、黒い毛むくじゃらな巨大怪物と、2人の少女が乱闘を繰り広げていた。戦闘が終わるまで見届けていたところ、全く気付かずに集中して描いていたまゆが「できた!」と声を上げた。
  • 「見て、ユキ!どう?」とノートを見せられたユキは嬉しそうな鳴き声を上げる。まゆがデザインしたのはユキをイメージした猫型のチャームで、後日商品化されて『Pretty Holic』の店頭に並んだ時はお客様に大好評。「だって、ユキの笑顔を一番見たかったんだもの」と抱き上げるまゆと、その願い通り満面の笑顔で応えるユキ。あの雪の日の出会いが、まゆとユキに幸せをもたらしたのだ。

わんぷり10話


■第11話

  • いろは達が見晴山の謎の巨大生物を調べに行くと聞いたまゆは、最初は「いいなぁ、わたしも見てみたいなぁ」と羨ましがっていたものの、「凶暴だったらどうしよう…いろはちゃん達大丈夫かな?」と、自分が行くわけでもないのに、ネガティブモードで不吉な想像に囚われてしまう。ユキに落ち着きなさい!と一喝するかの如く一鳴きされた事で我に返ったまゆは、「考え過ぎかなぁ…」と呟き、ユキもこくこく肯いた。それでも不安は収まらないらしく、ため息交じりに買い物に出かけるまゆの背中を、ユキは『本当に困った子ね』と言わんばかりの表情で見送った。

わんぷりワンドロ 11話

  • その買い物帰り、いろはのことが心配で見晴山の方向を見つめていたまゆは、突然見知らぬ美少女から「山には行かないで」と警告を受ける。帰宅してユキにそれを話し、「全然知らない子なのに、わたしの事知ってるみたいで…本当に誰なんだろう?」と悩むまゆに、一瞬意味ありげな視線を送りながらも、ユキは知らん顔で毛繕いをしていた。

きれいな子…本当に誰なんだろう•••

  • その夜、満月に照らされたアニマルタウンを駆ける謎のプリキュアの姿があった。彼女の目的は、正体は果たして……。

月夜


■第12話

  • 裁縫に熱中していたまゆが、ふと気づくとユキがどこにもいない。だが焦って探すと部屋の中に戻っており、「今までどこにいたの?」と甘えて匂いを吸ってくるまゆに、ユキは知らん顔でされるがままにさせていた。しかしその夜、まゆが目覚めると傍らで寝ているはずのユキはまたも姿を消し、どこかの森の中を歩いていた。さらに満月目がけて跳ぶ謎のプリキュアが……。
  • そんな事が繰り返され、ユキが本当にいなくなってしまうのではと、まゆは不安で落ち込む。見かねたいろはが、ユキがどこへ行っているか調べようと猫屋敷家を訪れるが、当のユキはいろはやこむぎに対して露骨に嫌な表情を見せていた。いろはが持参したフクロウ型監視カメラにも唸り声を上げる等、すっかりご機嫌斜め。

じゃじゃ~ん!フクロウカメラ~!

  • あれこれ気を遣ってくれる上に、自分を『友達』と呼んでくれたいろはに対し、まゆはすっかり有頂天。そんな光景すらユキには気に入らないらしく、仏頂面でしばらく眺めていたものの、いろはが恐る恐る声を掛けると、無視して走り去る。だが窓の所で立ち止まると、何か不吉な事を感じ取ったかのように、日が沈もうとする外の景色を見つめていた。
  • 「カメラが1台では足りないから家から取ってくる」と飛び出したいろはの後を追ったまゆは、フクロウのような漆黒の怪物に襲われたところを、例の謎のプリキュアに助けられた。彼女はキュアワンダフルキュアフレンディ「わたしの名前は…キュアニャミーと名乗る。その頃ユキは、やはり部屋から姿を消していた。監視カメラが転がり、窓の隙間から吹き込む夜風が、無人の部屋のカーテンを揺らすだけ……。

キュアニャミー


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わんだふるぷりきゅあ! 猫屋敷まゆ ユキ(プリキュア)(表記ゆれ)

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