ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

疑心暗鬼の編集履歴

2019-02-25 20:51:19 バージョン

疑心暗鬼

ぎしんあんき

四字熟語の一つ。普段の何でも無いものにまで疑いや恐れを抱いてしまうこと。

概要

故事

ある人が、持っていた鈇(おの)をなくしてしまった。

誰かに盗られたに違いないと思ってみると、どうも隣の家の息子が怪しい。

自分と出会った時の挙動も、こそこそ逃げ出しそうな様子だし、

顔色や言葉つきもおどおどしていて、鈇(おの)を盗んだのはてっきり

彼奴(きゃつ)に相違ないと思われた。


ところが、なくしたはずの鈇は、自分が谷間に置き忘れていたので、


後になってそこを掘りかえしているうちに、ひょっこり見つかった。

おやおやと思いながら家に帰ってきたが、さてそこで隣の家の息子を見ると、

今度はその起居振る舞いが別段に怪しいとも思えなかった。

意味

疑いの心を持つと、なんでもないことでも、怖くなったり疑わしくなったりすること。

先入観なども、その一例。

例文

彼は騙され続けていたため、疑心暗鬼に陥っている。

出典

列禦寇(れつぎょこう)の『列子』。道家(道教)の文献。

列禦寇

鄭の新鄭出身。春秋戦国時代の人。


類義語

これに似た意味の中国の故事成語に「草木皆兵」というものがある。怖いと思っていると草木さえ敵兵に見えてくる、という意味。

中国では「疑心生暗鬼」より「草木皆兵」の方をよく使われる。意味としては日本語の「疑心暗鬼」と同じだが、日本語に比べて「疑い」より「怖い」というニュアンスの方が強い。


因みに、「疑心暗鬼」と同じく『列子』からできた故事成語に、「杞憂」「朝三暮四」などがある。


その他

「疑心」は仏教から出た言葉で「六根本煩悩」の一つとされ、仏教の真理に対して疑いの心を持つことを意味し、「暗鬼」は暗闇の中に鬼を見ることを意味する。

つまり、暗闇というだけで疑い、鬼がいるかのように見えてしまうこと。




疑心暗鬼(梅とら)

VY2疑心暗鬼

梅とら氏が投稿した同名の楽曲。


【ルカミクグミIAリン】疑心暗鬼【オリジナルMV/梅とら】


関連タグ

四字熟語

梅とら VOCALOID

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました