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サニーカーの編集履歴

2019-05-01 22:05:45 バージョン

サニーカー

さにーかー

近鉄の特急形車両、12400系・12410系・12600系の愛称。

スペック(全車共通)

車体材質普通鋼
車体幅2,800mm
全高4,150mm
電気方式架空電車線方式(直流1,500V)
設計最高速度160km/h
営業最高速度120km/h
起動加速度2.5km/h/s
減速度(常用)4.0km/h/s
減速度(非常)4.5km/h/s
制御方式抵抗制御
主電動機三菱電機 MB-3127-A(出力180kw)
駆動方式WNドライブ
歯車比3.81(80:21)
制動装置発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ HSC-D 抑速ブレーキ
保安装置近鉄型ATS
電算記号(編成記号・番号)NN01~、NN11~、NN51~

概要

近鉄の特急形車両の愛称の1つ。正面が30000系と似ているためよくビスタカーと間違われるが、こちらは平屋建て。ビスタカーと間違えないよう気を付けよう。

‘‘サニーカー’’の名称は鉄道アナリストの川島令三氏が名づけたもので、近鉄側は正式な名称として認めていなかったが、その後、近鉄でも使用するようになった。

2016年からは新塗装へ移行。全車が新塗装化の対象となっているほか、内装材の老朽化が目立ってきたことからB更新工事が順次行われている。また、それと併せて分煙化対策のため、パンタグラフなし先頭車のク12500形・ク12510形・ク12700形に喫煙室を併設する工事が行われている。


形式別解説

12400系

スナックカー12200系の改良型として1977年に登場した。1978年にブルーリボン賞を受賞。


当初は12200系の12257~12259編成として1977年12月竣工のはずだったが、その竣工のわずか1日後に新系列「12400系」の12401~12403編成へ形式変更している。12200系は2両単位での運用で設計されていたが、30000系ビスタカーの構想が取り入れられて最初から4両編成で設計、新製当初の12200系からいくつか設計変更があったことが背景にあった。


4両編成3本、計12両が在籍。全車が明星検車区に所属している。


12410系

当時の名阪特急は2両編成での運用が多かったが、国鉄の運賃値上げの影響で3両編成運用を確保する必要性が出てきたため、1980年にまず3両編成4本(12411~12414編成)が登場している。形態・装備機器は12400系を踏襲しているが、通過標識灯と尾灯の形態、トイレの配置を変更している。


12410系は3両編成運用を基本としているが、中間車サ12560形を挿入した4両編成運用も新製当初から計画されていた。近鉄特急の需要増加に合わせて翌1981年に12415編成が4両編成で登場、その後1980年製の4本とも1983年にサ12560形を挿入、全編成が4両編成となっている。サ12560形は搭載機器類が少なく、冷房4基のうちの半数は重心対策で床下搭載とした。


4両編成5本、計20両が在籍。12415編成が富吉検車区に、それ以外の編成は東花園検車区に所属している。


12600系

近鉄特急の需要増加と18000系の代替目的で1982年に4両編成1本(12601編成)、1986年に4両編成1本(12602編成)が登場。12400系と同様最初から4両編成で設計したため、12410系のサ12560形のような床下冷房は存在しない。トイレの配置が再度変更されたほか、電制用抵抗器の位置も変更した。


4両編成2本、計8両が在籍。新製当初は西大寺検車区に所属していたが、現在は富吉検車区所属へ変更している。


16010系

近鉄16010系

車両愛称は「吉野特急」で定着しているが、車体はサニーカーのものと同等であるためここで紹介。


南大阪線系統の車両。2両編成1本のみが1981年に製造された。古市検車区所属のY11編成。

少数派となることから吉野特急用の16000系と接客設備を統一(※このため2001年のリニューアル改造までデッキが設けられていなかった)、また2016年の新塗装移行前の塗り分けも紺色部分が多い12200系16000系のものへ揃えられていた。

上記サニーカー3系列とは異なり製造当初から側面行先表示器が設けられていない。


関連項目

近畿日本鉄道近鉄 近鉄特急 ビスタカー スナックカー

12400系 12410系 12600系

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