演/CV:久保田武人
概要
『ウルトラマンタイガ』第11話「星の魔法が消えた午後」、第12話「それでも宇宙は夢を見る」に登場。
自身が買い付けたギマイラをコントロールできる宇宙の力を魔法として扱える『魔法使い』と呼ばれる者を探していたゼラン星人。
悪い宇宙人ではあるが、麻璃亜と会話する時にタップダンスをしたり、攻撃を仕掛けた時に痛がったりするなど、時折コミカルな仕草を見せる。
また、麻璃亜に「(怪獣の)説明書には『魔法使い』だけがこの怪獣を制御できると書いてある」という事情を説明した際「私は『魔法使い』で、『怪獣使い』じゃないし」とあっさり返され、「うんうん。そうだけど……」と言い淀む(BGMまで急にダウンするギャグ調の扱いになっている)、そもそも肝心のコントロール手段がないまま怪獣を買って必要な「本物の『魔法使い』」を探し回る羽目になってしまっているなどどこか間の抜けた印象も感じさせる。
地球に来訪した時に「魔法使い」該当する地球人の少女・麻璃亜を発見し、ギマイラの触手が出現した隙をついて自身の円盤で彼女を誘拐利用しようと目論むが、装置でギマイラを呼び起こすはずがギマイラに追い立てられたパゴスが地下から出現。
「買い付けた怪獣じゃない」と驚愕している中、麻璃亜を救助する為に駆けつけた工藤ヒロユキに邪魔されてしまい、一時退却した。
余談
個体名を持つゼラン星人は彼が初。
「オショロ」とは一見聞き慣れない響きだが、一応「忍路」と書く北海道小樽市の地名が実在する(アイヌ語由来の地名とされる)
彼が着ていたスーツはゼットン星人ベルメが着ていた物と同一のもの。
彼が搭乗してきた円盤は、『ウルトラマンメビウス』第47話でメフィラス星人が使用していた円盤の流用である。