概要
父は「広東十傑」の1人に称された武術家・黄麒英であり、父より南派少林拳の一派である「洪家拳」を叩き込まれる。
その後、父と共に武者修行を続けていたが、父の死に伴い父が経営していた漢方薬局兼拳法道場である「寶芝林」の跡目を継ぐ。
飛鴻は武道を教えて自警団を率い民間レベルで治安を守り、官軍や警察などにも同様に洪家拳を教授し、動乱時代の国の治安維持に尽くした人物として知られる。
「無影脚」と呼ばれる有名な素早い連続足技があり、その素早さは疾風の如く、地面に足の影さえ映る暇もないほどだったことからこの名で称されている。
飛鴻の没直後から、彼の伝記小説や武勇伝が盛んに伝えられており、『ドランクモンキー 酔拳』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズなどのカンフー映画となったりしている。