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旭化成の編集履歴

2020-02-10 15:20:19 バージョン

旭化成

あさひかせい

『旭化成株式会社』は、化学、繊維、住宅、建材、エレクトロニクス、医薬品、医療等の事業を行う日本の大手総合化学メーカー。

概要

1906年に鹿児島県伊佐市(いわゆる曽木の滝)に発電事業をおこなう「曽木電気」を野口遵が設立、その電気を利用して、1907年に熊本県水俣市に「日本カーバイド商会」を設立。後に合併して、「日本窒素肥料」(現・チッソ(発祥は水俣市))となる。


1922年に野口は宮崎県延岡市で、カザレー式アンモニア合成工場と滋賀県に設立した再生繊維レーヨン製造会社である旭絹織株式会社を設立。その後1923年に日本窒素肥料と旭絹織と合併(「日本窒素肥料・延岡工場」。旭化成としての発祥の地は延岡市)するがその後分離独立する。

野口遵は、延岡市で世界初のカザレー式アンモニアの合成化に成功し、それを使用して再生繊維「ベンベルグ」(一般名「キュプラ」)を発売、その後数々の合成繊維(「レオナ」、「カシミロン」(アクリル繊維)、「ナイロン」、「レーヨン」)、うま味調味料(グルタミン酸ソーダの「旭味」、「ミタス」)、化学薬品(苛性ソーダ(イオン隔膜法で製造[6]。旭化成独自の製法)、塩素、塩酸、硫酸、硝酸)等の製造を手掛ける。


第2次世界大戦後に事業を多角化して1960年に当社とアメリカ合衆国・ダウ・ケミカルとの合弁会社「旭ダウ」が販売した「サランラップ」で全国に名が知られる。後に1982年に合弁解消のうえ、当社に吸収合併するとダウ・ケミカルが製造販売する冷凍、冷蔵、過熱、解凍が可能な食品保存密封袋「ジップロック」の日本国における販売権をライオンから譲受し、主力商品にしている。


上記のほかに医薬品、繊維加工技術から発展した弱電部品の製造、そして耐火性・耐候性を前面に打ち出した新建材「ヘーベルパワーボード」や、それを使用した「ヘーベルハウス」ブランドの住宅の販売も行っている。

また社員の吉野彰(現:旭化成株式会社名誉フェロー)がリチウムイオン二次電池 (LIB) の基本概念を1985年に確立させ、2019年にノーベル化学賞受賞している。


かつては冷凍食品や酒造(「富久娘」「ハイリキ」)も行っていたがどちらも売却。



スポーツでも、

  • 1951年(昭和26年)創設の柔道部は、全日本実業団体対抗大会を11回制した名門で、上村春樹、中村兼三、内柴正人と3人の金メダリストを輩出したのを初め、シドニーの100kg超級銀メダルの篠原信一等9人で延べ11回の出場を果たしている。また2004年アテネの銀メダリスト・泉浩も明治大学卒業後旭化成入りしている。
  • 1946年(昭和21年)に創立された陸上部も、全日本実業団対抗駅伝競走大会で歴代最多25回の優勝、マラソン選手では、1992年のバルセロナ五輪で銀メダルを獲得した森下広一の他、宗茂・宗猛双子兄弟(メイン画像の人物)、谷口浩美、川嶋伸次、千葉真子、宮原美佐子、安部友恵など、男女とも数々のオリンピック・世界選手権代表を輩出している。

(2010年以降は女子選手は不在、男子のみ宗猛・陸上部総監督の下で活動)

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