概要
CV:川田妙子
『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』(第5期)12話に登場したオリジナルキャラクター。
名字の読みがなは「かずひさ」ではなく「わく」なので注意。
魔女に憧れる女の子で、ニックネームは「のんちゃん」。白血病のため、美空第一病院で院内学級に通っている。抗癌剤の副作用で頭髪はなく、頭にはバンダナを巻いている。
特技は、本人曰く「魔女になるための修行」だというトランプを使った神経衰弱。その実力は無菌室にいながらペアを言い当てる・立て続けにペアを当てまくりどれみを圧倒するなど、もはやエスパーと呼んで差し支えないレベル。
また元々なのか相当に勘が鋭く、想像で絵に描いていた魔女の服は、どれみ達が無印の頃に来ていた見習い服と非常にそっくり。その秘めたる才能に「その子に見破られたかったわい。」とはマジョリカの弁。
春風どれみが中山しおりの病室と間違えた事が縁で、どれみたちと知り合った。
小学2年の時にMAHO堂に出入りしており、オーナー・巻機山リカの正体が魔女であることに薄々気づいていた。それに強い焦りを感じたどれみはマジョリカに頼んで、彼女を7番目の魔女見習いにしてもらうべく女王様に働きかけてもらおうとする。その後、どれみたちの提案によって魔女見習いを経験し、これで自信をつけた後、退院を目指して頑張っていた。
しかし最終的に病魔に打ち勝つ事は出来ず、ある大雪の日に病状が急激に悪化し、願いは叶う事無く死去。マジョリカが女王様から面会の約束を取り付けた翌朝であった。
魔女見習い体験はあくまで『体験』であるため、のぞみ自身がその時々に適した呪文を唱えるたび、ぽっぷも含めた本物たち6人がこっそり魔法でサポートしていた。のだが、魔法発動の際に発せられる光が緑色だったり、6人ではとても難しい魔法を成功させたりと、考えてみれば奇跡的な現象が起こっていた。これについては、
①のんちゃんの潜在能力が上乗せされた
②魔女界の女王様が実はどこかでサポートしていた
の2つの仮説がファンの間で立てられている。仮に①だった場合、魔女見習いですらない状態で魔力を引きだしたことになる。彼女が真に魔女見習いになれた暁には想像を絶する才能を開花させたであろうことは想像に難くない。
本当に、本当にそうだったなら ―――
『おジャ魔女どれみ17』にて、彼女の命日は2月27日と設定された。どれみは毎年この日になるとのんちゃんの墓参をしている。そして、どれみが高校2年生の年の2月27日、のんちゃんの事をどれみから聞かされたハナちゃんが大騒動を起こすのだが、それは「ハナちゃん」の記事にて。
イラストでは
・印象的な病室の姿そのままののんちゃん
・彼女が魔女の服装を描いていたページの、茶色のおさげ髪ののんちゃん
・おジャ魔女のパーソナルカラーに則った緑色の髪ののんちゃん
の3パターンののんちゃんが描かれている。