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ブキミちゃんの編集履歴

2020-04-15 09:32:46 バージョン

ブキミちゃん

ぶきみちゃん

オカルトホラー学園漫画『地獄先生ぬ~べ~』に登場する悪霊。みんなのトラウマ

概要

醜悪な小鬼のような不気味な姿の女子小学生の悪霊。

「ブキミちゃんの噂」を聞いた人の中に現れて「ハーモニカ探しゲーム」を強要し、正しいルートをたどった先に落ちているハーモニカを見つけられれば姿を消すが、ルートを間違えれば魂を抜き取って殺してしまう。

「1度寝たら最後、ゲームをクリアできなければそのまま2度と目覚められない=死ぬ」という恐怖のシチュエーションと、容赦ないボツ攻撃で有名な某名物編集者をモデルにしたインパクト大のそのビジュアルで読者を震え上がらせた。

トラウマ回の多いぬ~べ~の中でも屈指のトラウマエピソードである。


原作

美樹が聞かせる必要もないのにわざわざ噂を聞かせたことで学校中に広まってしまい、次々と生徒の夢の中に現れるようになる。

一切寝ないでやり過ごそうとするものの頭に落下物の直撃を受けて気絶した広の夢に現れる。記憶を振り絞って何とかゴール直前までたどり着くものの、下りる階段を間違えるという痛恨のミスを犯した広を市の寸前に追い詰めるが、現実世界で夢の中のゲームがブキミちゃんの事故現場をそのままなぞっていることに気づいたぬ~べ~にハーモニカにこもった怨念を浄化されたことにより、強制成仏させられて消滅した。


OVA版

話の流れはおおむね原作を踏襲しているが、ブキミちゃんのキャラクターが大幅に改変されつつ掘り下げられている。


当時はあまり気づかなかった読者も多いだろうが、「ブキミちゃんが意地悪で嫌な子」というのは、あくまで噂話でしかない。原作では生前の彼女が実際どんな子だったのかは一切描かれていないため、劇中のキャラはもちろん読者自身にも知る由がない。

OVA版での設定改変はその点を汲みつつ掘り下げており、「噂が広まる過程で尾びれぜびれがつき「意地悪で嫌な子」という風に歪められて伝わってしまった」と解釈できる書き方になっている。

結果として、単なる恐怖の象徴として描かれ、悪霊化した事情も考慮されずに強制成仏させられてしまった原作と比べて情緒と救いのある結末になっている。


生前の彼女は噂とは真逆の性格で、父を慕い、子犬にパンを分け与えてかわいがる心優しい少女だった。

しかしクラスメイト達から笑いものにされ孤立するなど、学校での境遇は決して穏やかなものではなく、先立ってしまった父の形見のハーモニカだけが心の支えだった。


しかし、彼女は子犬を守ろうとして交通事故にあい、その際にハーモニカを排水溝に落としてなくしてしまう。学校で冷遇を受けていた境遇ゆえか、彼女はハーモニカを意地悪で隠されたと思い込むようになり、強い恨みの念から悪霊と化す。そして、噂を聞いた人の夢の中に現れる悪霊「ブキミちゃん」となって、人々を恐怖に陥れるようになってしまったのだ。


現実世界でハーモニカを見つけたぬ~べ~は、鬼の手でハーモニカに秘められた彼女の心と思い出に触れ、広の夢の中に入ってハーモニカをブキミちゃんに返し、真実を語った。

探し求めていたハーモニカをついにその手に取り戻したブキミちゃんは、生前の姿を取り戻し、涙ながらにハーモニカをふきながら、ぬ~べ~に見送られて成仏するのだった。


表情が原作よりも豊かなせいか、原作のドスが聞いたゴッツイ顔面はいくらか柔らかくなっている。

また、悪霊化したことにより小鬼のような姿で肌が灰色、耳も尖っているという人間離れした容姿と化しているが、生前のころの回想シーンや人間に戻った後もなぜか耳が尖ったままという作画ミスがある。


関連タグ

地獄先生ぬ~べ~ 都市伝説 七不思議

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