概要
そこへ鬼の気配を察知し、禰豆子を滅殺しようとする胡蝶しのぶが現れるが、義勇はしのぶに刃を向け、炭治郎と禰豆子を庇う。
しのぶはそんな義勇に対して「鬼とは仲良くできないって言ってたくせに何なんでしょうか」、「そんなだからみんなに嫌われるんですよ」と批判する。
そして義勇が開口一番に何を言うのかと思えば、発した言葉は
「俺は嫌われてない」
これには炭治郎も驚愕していた。
義勇はしのぶに更に追い討ちをかけられるように「あぁそれ・・・すみません嫌われている自覚が無かったんですね」、「余計なことを言ってしまったようで申し訳ないです」と言われ、少しショックを受けたようであった。
嫌われてない…(?)エピソード
- 炭治郎に禰豆子を抱えて逃げるように促したが、しのぶはそれを追いかけようとする。そんなしのぶに義勇は絞め技をかけ、足止めをする。「なんのつもりですか?理由くらい仰ってください」と尋ねられ、義勇は少し考えた挙句に竈門兄妹に出会った時のことを最初から話そうとするが、「そんな所から長々と話されても困りますよ 嫌がらせでしょうか」、「嫌われていると言ってしまったこと 根に持ってます?」と返される。
- アニメ第21話の次回予告にて、義勇としのぶが登場する。相変わらず那田蜘蛛山の時のようなことを言うしのぶだったが、義勇は何も答えない。やっと口を開いたかと思えば、しのぶに関する大正コソコソ噂話(しのぶは犬や猫などの毛の生えた動物が苦手)を喋っただけだった。それに対して、しのぶは「急に口を開いたと思えば何を言うんですか?」と返すが、義勇は「否定しないということは真実なのか」と余計な一言を言ってしまう。「そう一言余計だからみんなに嫌われるんですよ」と言われ、いつも通り「俺は嫌われてない」と否定しようとするが、「嫌われてない、以外の返事でお願いします」と返され、言い淀んでしまった。
冨岡は本当に嫌われていたのか?
結論から言うと、冨岡は嫌われていた。
(おそらく生来の)「口下手」
姉の死の真相を誰にも信じてもらえなかった幼少期の「トラウマ」
その姉や親友の死によって生きていることへの「サバイバーズギルト」
これらの複合によって極めて勤務態度が悪かったためである。
柱の中で露骨に冨岡を嫌っていたのは攻撃的かつマジメな不死川実弥と基本的にネチネチとした伊黒の二人だけであったが、他人を嫌うような性格ではない煉獄や悲鳴嶼も彼の勤務態度を決して快くは思っていなかったであろう。
冨岡の嫌われる最大の原因であったサバイバーズギルトであったが、のちに炭治郎の
「義勇さんは錆兎から託されたものを 繋いでいかないんですか?」
の一言で消滅、炭治郎に救われた冨岡は『嫌われている』事実を認め、人間関係を改善することを誓うのだった。
しかし、その改善方法というのが 実はおはぎが好きな不死川実弥に対し、
『今度から懐におはぎを忍ばせておいて 不死川に会う時あげようと思う』
[pixivimage:https://www.pixiv.net/artworks/79867713]
という、どこぞの戦国武将の逸話じみたものであり、さらに
『そうしたらきっと仲良くなれると思う(ムフフ)』する冨岡は完全にコミュ障そのものであった。
やっぱ、この人、嫌われる才能の持ち主なんじゃねぇかな・・・