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クロックタワーの編集履歴

2011-10-18 12:19:56 バージョン

クロックタワー

くろっくたわー

1995年に株式会社ヒューマンから発売された、SFC用のアドベンチャーゲーム。制作は河野一二三。

ゲーム概要

不死身の殺人鬼が潜む屋敷へ迷い込んだ

美少女ジェニファーを館から脱出させるシネマティックアドベンチャーゲーム。


同社より発売された沈没船脱出ゲーム「セプテントリオン」に

端を発するパニックソフトシリーズの完結編。


特徴的なのは、カーソルで画面内のオブジェをクリックすることで、

対象物を調査したり、キャラクターを移動させたりするなど、

キャラクターの行動は全て間接的な指示によって成立することである。


時間経過や、トラップとなる対象物をクリックすることで、

不死身の殺人鬼シザーマンが出現し、追われる状態となる。

画面内のアイテムや回避ポイントを使って完璧にやり過ごさない限り

終われ続けることになり、最悪の場合、殺されてゲームオーバーとなってしまう。


追いつかれた場合、カーソルが点滅状態となり、

この間にボタンを連打することで、一時的にだが危機を回避することが可能。

これは連打せずにはいられない(RENDA・SEZUNIHA・IRARENAI)の頭文字をとって

「RSIシステム」と名づけられた、特徴的かつ、本作を象徴するシステムである。


フラグ立てのヒントや手に入れたアイテムの使用法などの情報が

ゲーム中では詳しくは示されないため、詰まりやすく、難易度は高い。


ストーリー

舞台となるのは、北欧はノルウェー。

幼くして両親と離れ離れになり孤児院で育った少女ジェニファーと3人の友人たちは、

ある日、新たな養育先となるバロウズ屋敷へ、引率の教師メアリーと共に向かっていた。


新たな暮らしへの希望を胸いっぱいに膨らませるジェニファー。


……しかし、彼女たちは知る由もなかった。

そこが、かつて「時計塔屋敷」と呼ばれていたこと、

そして身も凍るような恐怖が、待ち受けていることを……。


キャラクター

  • ジェニファー・シンプソン

主人公。美しい顔立ちに豊かな黒髪の長髪を持つ美少女

幼くして母が蒸発し、産婦人科医だった父親も行方不明となってしまったため、

グラニット孤児院で育った。

忍び寄る殺人鬼に対し、消極的な対処法しか取れないものの、

育ちゆえか逆境には強く、精神的にはタフ。

  • アン

4人の中で最も年長の少女。

そのため、常に自分が一番でいたがるタイプ。殺され方が最も多彩。

  • ローラ

内気で物静かな少女。いつもアンと一緒にいる。

  • ロッテ

ジェニファーの一番の親友。

バロウズ屋敷の秘密を暴こうと、単身行動するが……。

  • メアリー

ジェニファーたちを引率してきたグラニット孤児院の女教師。

生徒たちからは煙たがられている。

その他

ゴシックホラーを基調とした世界観は、

映画監督アリオ・ダルジェント監督の有名作「フェノミナ」のオマージュである。

主人公ジェニファーは、

名前は勿論、顔の造形もそのまま主演女優のジェニファー・コネリーをモデルにしている。


関連作品

SFC版にいくつかの新要素を加えたプレイステーション版や、

プレイステーション版を下にしたワンダースワン版、

SFC版の移植となるWINDOWS版がリリースされている。


1996年にはプレイステーションで続編の「クロックタワー2(セカンド)」が発売され、

それに付随して小説版とラジオドラマがリリースされた。


シリーズ関連作として、1998年に外伝的位置づけとなる「ゴーストヘッド」が、

ヒューマン倒産後の2002年に、版権を引き継いだサンソフトとカプコンの共同開発により、

ゲームシステムと設定を一新したナンバリングタイトル「3」が発売された。

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