現実的な話をすれば法を犯す行為(殺人罪)を生業とすることから非合法の職業である。
処刑に関わる公務員は殺人を請け負うとも言えなくも無いが殺し屋では無いのは言うまでも無いし、
法治国家である以上殺し屋が存在する、ということは基本的にあり得ないだろうし、
もし仮にアンダーグラウンドで有り得たとしても
殺し屋という職業で喰っていく事が出来るか、というと些か難しいだろう。
よってこの職業は現実というよりは仮想の、フィクションや創作等で登場する職業と言える。
フィクションなどで法治国家が存在しない場合、暗殺者や殺し屋という職業が存在することがある。
大きく分けると「金のためなら友人であろうと殺める」ような冷酷な職業として描かれるか、
「悪人だけを殺す」ような義賊のような職業として描かれる事が多い。
この場合名の知れた殺し屋(暗殺者)というようなものが存在するというケースも多いだろう。
逆に法治国家が存在する場合殺し屋は国にとっては取り締まるべき職業であるため、
密かに暗躍する、という盗賊のような職業であるケースが普通である。
勿論国家が手を焼く程の名の知れた殺し屋が居るというケースもあるだろうが
大体の場合は素性が知れれば捕まる立場とあれば公に活動しているとは考えにくい。
フィクションで殺し屋を職業として登場させる場合には
世界観の設定と合わせて考える必要があるだろう。
上述のように法治国家で殺し屋が居る、というのはよく考えると難しい設定である。