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不死川恭梧の編集履歴

2021-02-04 21:34:00 バージョン

不死川恭梧

しなずがわきょうご

漫画「鬼滅の刃」の登場人物。

概要

不死川実弥不死川玄弥の父親。本編では名前は不明のままで、公式ファンブック「鬼殺隊見聞録・弐」で明らかになった。


大柄で粗暴な男であり、妻子に暴力をふるうのが日常茶飯事のろくでなしであった。

人の恨みを買って刺されて死んだが、実弥や玄弥は自業自得だと思い、残った家族で力を合わせて生きていこうと誓っていた。

しかし鬼と化して弟妹五人を殺した母親の志津を、実弥は手にかける事になり、玄弥も無限城での決戦において壮絶に散った。そして一家の運命を狂わせた鬼舞辻無惨を討ち果たしたものの、実弥の命も尽きようとしていた。



彼岸の向こうで、玄弥と弟妹達が楽しそうに遊んでいる。実弥は志津になぜ向こうに行かないのかと問うが、彼女は悲しげに「我が子を殺した自分は天国には行けない」と答える。実弥は「それなら俺はお袋を背負って地獄を歩くよ」と母の手を取った。


その手を無理矢理引き剥がす者があった。恭梧である。


「放せ。志津は俺と来るんだ」


そう言って突き飛ばすと、実弥の体は宙に浮き上がり、父と母の姿はみるみる遠ざかって行く。

「テメェッ…!!糞親父!!糞野郎、お袋を放せ!!」と叫ぶ息子に、恭梧は仏頂面で言い放った。


「お前はまだあっちにもこっちにも来れねぇよ。

 俺の息子だってことに感謝しろ。特別頑丈な体だ」



気が付くと実弥は包帯だらけで手当てされていた。取り囲む鬼殺隊員達が、彼の意識が戻った事を喜んでいる。天国にも地獄にも行く事なく、現世へと戻ってきたのだ。


それは実弥の見た幻か、それともただ一人生き残った息子への、父の最後の愛情だったのか…

実弥は万感の思いと共に「くそが…」と呟くのだった。


関連タグ

鬼滅の刃 不死川実弥 不死川玄弥 不死川志津 不死川家

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