概要
CV:荒木香恵
幻の国ミラを治めるカルブレンの孫である15歳の少女。慈悲深い性格で、ミラの国民から天使のような存在の姫様として愛されている。
だがその本質は目的のためならあらゆるものを笑顔で切り捨てる冷酷な性格であり、本編における実質的な「表側の」黒幕。
祖父と弟の復讐のため、ジャコモを倒す力を求めていたカラスと共謀し、邪神マルペルシュロの体を封じた「エンド・マグナス」を解放、その力を手に入れることを目論んでいた(精霊のちからも必要だったため、ケバルライの近くにある月騙しの森で精霊に術をかけ、記憶を消している)。
ミラのトップの孫娘という立場を生かして帝国とも接触しており、ゲルドブレイムを丸め込んで帝国のエンド・マグナスを捜索させる傍ら、ミラにやって来たカラス一行と接触、倒れたところをカラスに助け起こされる振りをしてエンド・マグナスを受け取る。
そして、帝国の火炎洞窟でまんまと全てのエンド・マグナスを解放、五柱の神々それぞれの体を継ぎ合わせた「架空の邪神」を呼び出すことに成功。
カラスにその力を与えて「闇の大天使カラス」とし、帝国に陣取り世界を制するべく動き始めた。
その後カラスはシェラ達の奮闘で正気に戻り離脱するが、ミローディアはその後もマルペルシュロの神官的な立ち位置で行動を続け、最終的に邪神の眷属の根城たる「嵐の城コル・ヒドラエ」を召喚、その最奥部でマルペルシュロと共にカラスたちを待ち受けた。
しかし決戦にてマルペルシュロが敗れてしまい、動揺しているところにカルブレン公からとんでもない事実が明かされる。
それは、ミローディアはかつての流行病で両親と共に死んでいたというものだった。
だが、家族の死に耐えられなかったカルブレンは、大公家が守ってきた「ドウ」のエンド・マグナスの力でミローディアを復活させた。
命拾いしたミローディアだったが、初潮を迎えた日にエンド・マグナスを介して神々の声を聴くようになり、いつしかエンド・マグナス解放のために、本人も知らぬ間に操られてしまっていた。邪神への執着も、策謀も、その影響だったのである。
衝撃的すぎる事実に混乱したミローディアは、自らを崩れ落ちたマルペルシュロに取り込ませてしまう。
うつろな器に過ぎなかった邪神はミローディアという「いのち」と「こころ」を手に入れてしまい、伝説上の存在にすぎなかった「邪神マルペルシュロ」が顕現。
カラス達は死闘の末にマルペルシュロを撃破し、取り込まれたミローディアをカラスと精霊の声が叩き起こし引っ張り出した。
この時、髪の色がメイン画像の白銀から、生来のものと思しき青緑に変色。そして、マルペルシュロから邪神を封じ、滅する三つの神器はかつての精霊憑きによって鍛造されたものであること、同じ精霊を通じて繋がるカラスとシェラのちからを使えば、壊れてしまった神器を復元できることを教えられ、それを伝えることで事態の収束に寄与。
全てが終わり、大陸が地上に戻った後は再びミラに迎えられている。
なお、作中何度かカラスを「お兄様」と呼ぶ場面があるが、これについては誰一人言及しておらず理由は不明。