概要
無許可営業。例えば芸能事務所に所属するタレントが、自分の仕事を自分で取ってきて事務所に連絡なしで芸能活動をすること。例えば友人のパーティの司会をして直接報酬をもらうなどがある。
芸能事務所は仕事を取ってきたり、危険な仕事をチェックしたりといったことをして(おざなりにしている事務所もあるが)、そのかわりに所属する芸能人から報酬の半分程度(大半の場合もある)をもらっている。もしタレントが事務所に一切報告せずに自ら仕事を取ってくると報酬をすべて自分のものにできる。事務所の取り分が多くタレントを酷使するようなところでは闇営業を行ってしまうのは自然の流れとも言える。しかし闇営業は顧客が暴力団や犯罪者であったりする場合、それを見抜けないという問題がある。また、税金の面でも申告漏れとなる可能性がある。
ちなみに闇社会(裏社会・反社会的勢力)の人間を相手に営業行為を行うこと。という意味ではない
(そのような相手も含まれてはいるが、裏社会の顧客に限った話ではないので念の為)
一方で、闇営業は悪いことなのかという点についてはあまりはっきりしていない。2019年に問題となった闇営業事件も、闇営業の観客に反社会勢力がいたという点が問題なのであって、闇営業自体の善悪については事務所とタレントの間の問題でありあまり大きな問題点ではない。そもそも事務所と所属タレントの間に契約書がない場合も少なくなく、ちゃんと取り決めができていない点が問題でもある。「闇」という言葉がイメージが悪すぎるため「直営業」という言い方をすることもある。
芸能事務所に所属していない芸能人には闇営業という概念が存在しない。事務所がないのだから報告しようがない。芸能事務所というものが存在する日本特有の言葉と言える。
その他
無許可営業とは、営業許可が無いのに営業するという意味でもある
(休業要請・時短要請が出ているにも関わらず通常営業するなども言われる)
主に違法風俗店の運営など。許可を取るのに非常な煩雑な手続きや資金・実績などを要求されるか
また、存在そのものが違法なので許可の取りようがないということもある