概要
持ち主は朽木白哉。
数ある斬魄刀の中でも人気上位に食い込む斬魄刀であり、同時にその特徴的な能力からフォロワー作品も存在している。
また、名前自体も日本語としてかなり美しいものである為、斬魄刀以外にも様々な箇所で用いられている言葉である。
このタグ自体はあまり使われていないため、pixivでイラストを探す際は「千本桜 BLEACH」で検索すると探しやすい。
能力
解号は『散れ、千本桜。』。
刀身が目に見えないほど細かく枝分かれし、対象を切りつける。
解放中は刀身が無くなり、無防備になるという弱点が存在するため、敢えて解放せずに戦うこともある。
もっとも持ち主の白哉自身、斬鬼走拳全てに優れている為、この欠点をある程度はカバーしてるが。
遠距離攻撃に特化している性質から分類しにくいが、本質的には刀剣そのものを変形させているタイプの能力である為、恐らくは直接攻撃型の斬魄刀に分類されていると思われる。
この点は、主人公である黒崎一護が直接攻撃系に見えて鬼道系の性質をもつ斬魄刀である斬月とは対照的である。
卍解
- 千本桜景厳(せんぼんざくらかげよし)
千本桜の能力をより強化した姿。
地面から千本もの巨大な刀身が現れ、始解時を遥かに上回る数の刃と化す。
卍解を発動した時の演出として、周囲が暗くなり、白哉の左右にある水面から1000本の巨大な日本刀の刀身が桜並木のように立ち並び、それが一斉に桜の花びらのように姿を変える。
この形態になると柄すらも無くなり、一見すれば徒手空拳の様な姿に見える。
しかし実際には、千本桜を遥かに超えるほどの数の刃が空中を舞っており、その刃が白哉の意志一つで桜吹雪の様に敵に襲い掛かる上に、この桜吹雪を操ることで盾替わりにも使える。
最大の能力としてこの刃を固めることで斬魄刀の姿に戻すことが出来、必要に応じて白哉は好きな数の斬魄刀を使い、操ることができる(最大1000本)。
攻撃と防御に優れている上に、遠距離戦から白兵戦にまで幅広い用途での応用が利く非常に優れた戦闘能力を持っている。
無傷圏
千本桜と千本桜景厳におけるある種の弱点であり、安全機能。
千本桜および千本桜景厳は、攻防万能自在な能力であり、劇中では白哉はいとも容易く操っているが、実際にはその操作はかなり複雑でリスキーなものである。その為、操作が失敗しても白哉自身にギリギリダメージを負わない領域が存在する。それが無傷圏である。
その範囲は約半径85㎝。もし無傷圏を縮めれば、操作を誤っただけで自身にダメージを受けるし、仮に敵がこのこの無傷圏に入ろうものなら、丸腰で敵の攻撃を受けなくてはならない。
白哉自身の戦闘能力が高いためにある程度はカバーされているものの、一時的にであれ斬魄刀が使えなくなってしまうという、千本桜の最大の弱点となっている。
月島戦で初めてその無傷圏の存在が明かされ、利用された(白哉はそれを逆手に取って勝利したが)。
なお、尸魂界篇においても一護から無意識とはいえ無傷圏を利用されており、それが奇跡が二度も起きた理由になっている。
月島曰く、離れて戦うより近付いて戦ったほうがよいのだそう。
技
- 吭景・千本桜景厳(ごうけいせんぼんざくらかげよし)
相手の周りに千本桜の花びらで囲み、全方位から一斉攻撃する。ゾマリ・ルルー戦で使用。
- 殲景・千本桜景厳(せんけいせんぼんざくらかげよし)
千本桜の花びらが全て刀の形になり、自分と敵を囲い込む。要するに無限の剣製の様な感じ。しかし、周囲の無数の刃は一斉に襲うことは無く、白哉が己で斬ると誓った時にのみ使用するらしい。
この状態を引き出したのは最終章以前では恋次と一護のみだったが最終章ではジェラルド・ヴァルキリーにも使用している(アニメ版及び劇場版では一護以外の人物が居るとき、及び一護以外の人物との戦闘時にも披露している)。
奥義・一咬千刃花
懺景・千本桜景厳を相手の周囲に展開させ、1000本の斬魄刀を空中に出現させ、一斉に攻撃する技。最終章でジェラルドに披露した。速い話、吭景・千本桜景厳の上位互換とも言うべき技。
一護戦では「案ずるな、千本の刃の葬列が一度に貴様を襲うことは無い」と言っていたが、どうやら文字通り出来ないという意味ではなく、「案ずるな、(貴様の察し通り)この千本の刃の葬列が一度に貴様を襲うことは(可能だが、貴様との戦いでは敢えてやら)ない」という宣言に過ぎなかった模様。
- 終景・白帝剣(しゅうけいはくていけん)
千本桜の全てを自身の体に集約させ、桜の翼と剣を作り出す。千本桜全てを纏って相手を攻撃する技と言える。威力は間違いなく全ての技の中で最も高いが隙が大きく、一点集中の技の為、あまり使い勝手の良い技とは言えず、原作では一護戦でしか使っていない。
斬魄刀異聞篇
CV:平川大輔
鎧武者の格好で威圧的かと思いきや、天然だったり、かなり短気だったり、暴走したり、
絶対に仮面を外そうとしなかったり…と、妙に憎めない部分が多々見受けられる。
仮面が外れる事は無かったが割れる事はあったようで、240話のEDでは仮面が割れた顔を流していた。