概要
キンボスポンディルスやショニサウルスなどがこの仲間に分類され、全長20mを超えていたと考えられている現生の鯨類に匹敵する巨大な者もいるのが多い。
長い吻に鋭い歯が並び、軟体動物や魚を食べていたようだが、大人になると歯が抜け落ちる種類もあり、恐らく現生のヒゲクジラのように、プランクトン等をフィルターで濾しとって食べる食性に移行すると考えられている。
ただ、肝心のフィルター状の断定できる構造が発見されていないため、憶測の域を出ないのが現状である。
三畳紀の海に広く分布していたが、三畳紀の終わり頃の大量絶滅ごろに急速に衰退し、大型魚や鰭竜類にニッチを受け渡すこととなった。
なお、このグループはショニサウルス科、またはヒマラヤサウルス科とも言われ、一部の種を含めて分割することもある。
下位分類
含まれる属は以下の通り。
キンボスポンディルスとグイゾウイクチオサウルスはシャスタサウルス科の外に出されることも多い。
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タラットアルコン・・・ヒマラヤサウルスに見られる鋸歯状の構造が見られるため、しばしば関連性が指摘される。ただ、他の点では異なっており近縁とは考えられていない。