霧の森に迷い込んだ人間たち。4人で協力して脱出を目指す。殺人鬼(キラー)とは違い固有の能力はなく基本性能は全ての生存者が一律で同じである。
「エンティティ」なる存在によって霧の森に囚われた犠牲者たち。「儀式」によってキラーに追われながら発電機を修理し、閉じ込められた空間から脱出する事を強いられている。
たとえ生贄に捧げられようとも、首尾よく脱出しても、気がつけば再び焚火の傍らに五体満足で座っているという。
また「エンティティ」も脱出成功したサバイバーをキラーが追えないように妨害するなど、単純な関係にはないようだが……
生存者一覧
DWIGHT FAIRFIELD(ドワイト・フェアフィールド)
冴えないナード風のメガネ男性。子供の頃からいじめられっ子で、社会人になってからもそれは変わらなかった。職場の上司から密造酒を飲まされ、森に置き去りにされたまま行方不明になってしまう。
しかし窮地にあってリーダーの資質が開花。一定範囲内の味方を透視できる「絆」や、味方と協力すると味方の行動が早くなる「リーダー」「有能の証明」等、協力プレイに特化したパークを持つ。
ピザの配達人や妖精風など珍妙なスキン(衣装)も多く、何気に公式から愛されているキャラクター。
MEG THOMAS(メグ・トーマス)
俊足の女性。陸上選手として大学の特待生にも推薦されたが、母の看病のためにアスリートの道を諦めた過去を持つ。日課であったランニングをしに出かけ、そのまま霧の森に迷い込んだ。
運動・逃走に長けたパークをもつ。数秒間走る速度を上げる「全力疾走」のスキルが特に強力で、初速では殺人鬼でも追いつけない。
JAKE PARK(ジェイク・パーク)
名家の息子で、父の教育方針に反発し、家族から離れて森でひっそりと暮らすことを選んだ青年。しかし数年を森で過ごした後に失踪、母親の訴えもむなしく捜査は打ち切られた。
負傷した際のうめき声を小さくする「鋼の意思」、特定の攻撃を受けた際の叫び声を小さくする「魂の平穏」など、サバイバルに特化したパークを持つ。工具箱なしに破壊工作が出来る「サボタージュ」も強力。
CLAUDETTE MOREL(クローデット・モレル)
豊富な植物学の知識を持つ科学オタクの女性。内向的な性格で、ネット上では「サイエンスガール」の名で活動して人気を博していた。都心へ向かうバスを途中下車して気まぐれで散歩していたが、そのまま霧の森へと迷い込んでしまった。
救急キットなしで自身を治療できる「セルフケア」や負傷した味方を透視できる「共感」など、治療を補助するパークを持つ。そのため初心者に選ばれやすい。
後日追加されたエピソードではADHDの傾向があり、母親からは「普通の女の子」としてあって欲しいと心配される一方、父親は彼女の才能を認めて支援していた事が明かされた。
NEA KARLSSON(ネア・カールソン)
スウェーデンからアメリカに移り住んだ移民。母国や友達と引き離された疎外感から不良となり、壁に落書きをして回るなどの軽犯罪を楽しんでいたが、廃墟と化した精神病院に向かったのを最後に消息を絶った。
しゃがんだ状態での移動速度を速くする「都会の逃走術」や、高所から落下した際の着地硬直を軽減した上で加速する「スマートな着地」など、逃走と隠密に長けたパークを持つ。
LAURIE STRODE(ローリー・ストロード)
2016年10月25日の有料DLCで追加された生存者。同時に実装されたキラー「THE SHAPE」ことマイケル・マイヤーズと血のつながった兄妹である。霧の森へ来た経緯は不明。
1978年のホラー映画「ハロウィン(映画)」(ジョン・カーペンター監督)からの出演。
ホラー映画のヒロインらしく、生存者側が不利になる場面で効果を発揮するパークを持つ。殺人鬼に担がれた際に一度だけ脱出するチャンスをつくる「決死の一撃」は強力。
ACE VISCONTI(エース・ヴィスコンティ)
DLCで追加された生存者。
映画俳優めいたルックスのちゃらいオッサン。生来のギャンブラーで、自分の幸運を信じて博打と詐欺で身を立てていたが、ある時「借りてはいけない相手」に追われる羽目になり、逃げる途中で行方不明になった。
「幸運」を体現するパーク揃い。運を挙げる「最後の切り札」は良いアドオンが付いたアイテムを手に入れやすくなる効果があり、「手札公開」は感知系パークの有効範囲を広くする優れものでもある。
WILLIAM OVERBECK(ウィリアム・オーバーベック)
DLCで追加された生存者。愛称は「ビル」。
鋭い眼光の老兵。ゾンビFPS「Left 4 Dead(以下L4D)」からのコラボ出演。本編終盤、仲間を逃がすのと引き換えに死んでしまったはずが霧の森で目を覚ました。
自らが危機に陥った時に効果を発揮するパークを持つ。特に救出直後のサバイバーが一度だけ攻撃に耐えられるようになる「ボロタイ」こと「borrowed time(与えられた猶予)」は多くの殺人鬼にトラウマを残した。
ちなみに版権の問題からPS4版には実装されていない。→2019年7月、無料配布となった。おめでとう!
FENG MIN(フェン・ミン)
DLCで追加された生存者。簡体字では「凤敏」。
eスポーツに魅了されてその世界に飛び込み、「シャイニング・ライオン」の異名を持つプロゲーマーとなる。しかし勝ち続けるというプレッシャーに押しつぶされ、夜の街を彷徨い歩くうち、霧の森へたどり着いた。
発電機や板を破壊した殺人鬼を一定時間透視できる「警戒」や、発電機の作業音を小さくし失敗時の爆発を一定確率で防ぐ「テクニシャン」等、発電機の攻防に優れたパークを持つ。
2018年にtwitterで行われた非公式人気投票の生存者部門1位を獲得している。
DAVID KING(デイビッド・キング)
DLCで追加された生存者。
富豪の息子で名門校のラグビー選手として活躍していたが、短気な性格が災いし試合中に暴行事件を起こし学校を中退。その後は夜の街で用心棒の真似事や賭け試合に明け暮れるという自堕落な生活を送っていたが、ある日突如として消息を絶った。
一瞬だけ無敵になり前方へダッシュする「デッドハード」、常に負傷状態となる代わりに血痕を残さず更に這いずり状態から自力で復活できる「弱音はなしだ」といった、しぶとく生き残る為のパークを持つ。
QUENTIN SMITH(クウェンティン・スミス)
2017年10月26日のDLCで追加された生存者。
ホラー映画「エルム街の悪夢(2010年版)」からのコラボ出演。なお映画本編と比べて顔が別人と見間違える程にブサ....変わってしまっている。
フレディの影に悩まされた高校生。映画ラストの後、ヒロインのナンシーを守る為に囮となってフレディを道連れにするが、代償として霧の森へ召喚されてしまった。
異常状態からの回復を早める「不寝番」や、木箱の探索速度を上げつつ初回の木箱から必ず救急キットを入手できる「調剤学」といった、状態異常に強いパークを持つ。
DETECTIVE TAPP(デイビット・タップ)
2018年1月24日のDLCで追加された生存者。
映画「SAW」シリーズからのコラボ出演。
連続殺人犯「ジグソウ」を追う元刑事で、その正体を探るため、退職後も独自の捜査を続けていた。映画第一作目のラストで瀕死の重傷を負ったが、何故かその後で霧の森へと召喚された。
発電機を修理すると一定範囲内にある別の発電機を透視できる「刑事の直感」、殺人鬼の心音範囲に留まることで「スキルチェックのgood判定をgreat判定へ変換するトークン」を貯められる「張り込み」など、発電機の修理を効率よく行えるパークを持つ。
Kate Denson(ケイト・デンソン)
2018年6月に追加された生存者。
金髪巻き毛のお姉さん。メジャーデビューできる実力を持ちながら、あえてチャリティ活動としてのミュージシャンの道を選んだ、超がつくほどの聖人。森の中で一人、ギターを演奏していたところをエンティティによって連れ去られて霧の森に召喚された。
障害物を越えたのちに足跡を一定時間消す「ダンス・ウィズ・ミー」、窓枠や板の在りかを表示させる「ウィンド・オブ・オポチュニティ」など、殺人鬼を煙に巻きやすいパークを持つ。
ADAM FRANCIS(アダム・フランシス)
2018年9月に追加された生存者。コラボ出演のタップ刑事を除けば、初の黒人男性の生存者。
父親を幼くして亡くし、父の遺した蔵書で日本に興味を持ち始める、叔父の援助を受けながら大学へ進学して来日、鹿児島で念願であった教師となるが、列車事故に巻き込まれてしまい消息を絶ってしまう。
殺人鬼の心音範囲に留まることで石を投げて陽動できるようになる「陽動」、味方救助によって自力でフックから確実に脱出できるようになる「解放」といった、殺人鬼をかく乱することに長けたパークを持つ。
JEFF JOHANSSON(ジェフ・ヨハンセン)
2018年11月に追加の生存者。
顔が似ているという理由で一部から「麻原○晃」だの「尊師」だのと早速不名誉なあだ名をつけられている可哀想なおじさん。見た目はおっかないが、温厚な性格である。
かつて「THELEGION」の4人と同じオーモンドに育ち、意図せずして彼らの名づけ親となっている。険悪な家庭環境から逃避するようにヘビメタの世界に没頭し、デザイナーとしての才能を開花させる。父の死をきっかけにオーモンドに戻った際、ふと昔THELEGIONに依頼された「最初の作品」を思い出して廃墟へと向かい、行方不明となった。
フック救助によってそのフックを破壊し殺人鬼を一定時間透視する「ブレイクダウン」、殺人鬼によるオーラ探知を一定回数だけ無効化できる「ディストーション」など、フックから救助された後に有利に動きやすくなるパークを持つ。
JANE ROMERO(ジェーン・ロメロ)
2019年3月に追加された生存者。
著名なTV司会者・セレブリティ。豊満なバストとヒップの持ち主。
有名女優の娘として生まれるが、早々に自分と父を捨てた彼女を恨みながら、同じ業界に飛び込む。冠番組を持つほどの人気を博すが、自分の番組に母が出演した時に血縁関係を否定されて動揺。父に真相を聞くために車を走らせている最中消息を絶ち、壊れた車のみが残された。
仲間を治療すると自分の傷も癒える「連帯感」、ロッカーから飛び出してキラーに体当たりするとキラーがスタンする「真っ向勝負」など、キラー側の強パークに間接的に対抗できるパークを持つ。
Ashley J. Williams(アシュレイ・J・ウィリアムズ)
2019年4月に追加された生存者。
ホラー映画『死霊のはらわた』の主人公アッシュ・ウィリアムズその人。
30年後を描いたドラマ『死霊のはらわた リターンズ』とのコラボにより参戦。
森の中のコテージでうっかり死者をよみがえらせる儀式を行い、妹や友人を失いながら生還。
30年後、酒の勢いでまたまたうっかり儀式の呪文を口にした事で死霊軍団と戦う羽目になり、瀕死状態のまま霧の森に落っことされた。頼みのチェーンソーもショットガンもない為、殺人鬼に物理的抵抗が出来ない。仕方ないね。
キラーから特定の状況で一定回数攻撃されると一度だけ攻撃を無効化する「英雄の奮起」、瀕死での自己回復ゲージをもがきゲージに変換する「フリップフロップ」など窮地に強いパークを持つ。特に「英雄の奮起」はお手軽な割にキラー泣かせだったこともあり、発動条件が厳しくなってしまった。
Nancy Wheeler(ナンシー・ウィーラー)
2019年9月に実装されたサバイバー。
ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の登場人物。
ごく普通の女子高校生。優秀な成績を収める模範生だったが、ひょんな事からホーキンスに潜む闇と対峙する事になる。親友を失うなどの悲劇に見舞われつつも、異変の中心である国立研究所に乗り込み、そこから霧の森に迷い込んだ。
生き残り・隠密に特化したパーク持ちで、条件つきでロッカーに隠れると体力が回復する「内なる力」、自分の足跡が見える上に移動速度が上がる「執着心」など、組み合わせによっては非常に強力な武器となる。
Steve Harrington(スティーブ・ハリントン)
2019年9月に実装されたサバイバー。
ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の登場人物。
ナンシーのボーイフレンドで、同じ高校に通う高校生。成績優秀な上に学校でもモテモテで、ともすれば鼻もちならないイヤな奴だが、恐怖を振り払って友達を助けに行くなど、根は熱い。国立研究所に向かったナンシーを助ける為に向かい、彼女と同じく霧の森に迷い込んだ。
味方を救助しつつ囮になる為のパークを持っており、「ベビーシッター」では救助した仲間の痕跡を消しつつ自分を強調表示してキラーの注意を引き付ける事ができる。即座に救出した仲間を回復できる「セカンドウィンド」との併用も強力。
Yui Kimura(ユイ・キムラ/木村結衣)
2019年12月実装のサバイバー。
岐阜県飛騨市出身の日本人女性。座右の銘は「七転び八起き」。
バイクレーサーになることを夢見ていた彼女は、父の反対を押し切って学校を退学して家を飛び出すも、いい仕事は見つからず、違法なレースに参加しながら生計を立てていた。
気が強く、自分をつけまわしていたストーカーに襲われても、負傷しつつ撃退、警察に突き出している。その事件をきっかけとして女性だけのバイカーチーム「サクラ7」を結成。さらにはチームの存在を知りスポンサーを買って出る人物も現れ、晴れてプロレーサーの仲間入りを果たす。しかしレースの参加中に、突如として不気味な黒い霧に包まれ、気が付くと見知らぬ森の中の一本道を一人で疾走していた。
倒れた板を元に戻して再使用できる「強硬手段」のほか、負傷時の血痕を消せる「怪我の功名」は隠密の助けとなる。
背中に大きく「飛騨市」とプリントされたお祭り衣装のスキンが実装されており、これに注目した飛騨市観光協会および市長のSNS上で発言、話題となった。
Cheryl Mason(シェリル・メイソン)
2020年6月実装のサバイバー。
ゲーム『サイレントヒル』シリーズの登場人物で、『サイレントヒル3』主人公のヘザーその人である。
かつて「魔女」とされた少女、アレッサ・ギレスピーより分離した存在。赤子の状態でハリー・メイソンとその妻に拾われ、シェリルと名づけられて育つが、7歳の時にサイレントヒルに迷い込み、変わり果てたアレッサと融合してしまう。その後再び赤子となってハリーに救出され、再び育てられる事になったが、アレッサに「神」を孕ませた「教団」からの逃亡生活が続く。そうした中でハリーからサバイバルや戦闘のテクニックを教わり、髪を染め偽名を使うなどして「教団」から逃げ続けたが、17歳(戸籍上は24歳)の時に発見されてしまい、ハリーを殺されてしまう。
決着をつける為にサイレントヒルに向かい事件を解決したが、父を死なせた罪悪感に苦しみながらもカウンセラーとしての活動を続ける。ある時かかってきた電話の向こうから聞こえる声に導かれるようにして、気がつけば霧の森に迷い込んでいた。罪悪感が『2』における自罰意識の象徴である三角頭を呼び寄せた可能性も示唆されている。
サバイバーの中でも屈指の苦難の道を歩んできた事もあってか、呪縛の影響下で瀕死から回復できるパーク、オブセッションと相互に知覚できるパークを持つ。特定の条件で、修理していた発電機にエンティティを「召喚」し、キラーもサバイバーも触れなくする(=保護する)パークは、かつて二度も「神」をその身に宿した為かも知れない。
Felix Richter(フェリックス・リクター)
2020年9月に追加された生存者。
若くして建築の天才と呼ばれる成功者。
子供の頃にある島で友人達と遊んでいると霧と巨大な爪と遭遇。
彼らの親は奇妙な道具で子供たちを守りきったが行方不明に。
大人になったフェリックスは仕事で例の島に行き、霧の中に見つけた父の姿を追い、消えた。
ピンチになるほど回復速度が上がる「苦肉の策」、アイテムを使い切ってもある程度回復する「耐久設計」などのパークを持つ。
Élodie Rakoto(エロディー・ラコト)
2020年12月に追加された生存者。
フェリックスと共に不思議な体験をした友人の一人。
子供時代の奇妙な体験を調べていくうちにオカルトの世界へ足を踏み入れる。
遺跡ハンターとして活動中、「古き者」を崇拝するカルト集団に襲われる。
ナイフで刺され瀕死の彼女は冷たく濃い何かに飲まれていった。
解放済みのチェストを更に調べられる「査定」、ロッカーに入ったふりをする「欺き」などのパークを持つ。
Yun-Jin Lee(リー・ユンジン)
2021年3月に追加された生存者。
自身はアイドルにはなれなかったものの、ハク・ジウンをトリックスターとして世界的スターにしたプロデューサー。
経営陣へ向けたプライベートライブが開かれたが、そこで起こったのはトリックスターによる殺人ショーだった。
自身に死が近づくと、黒い霧が沸き上がった。その中に歓声が聞こえ、闇を喜んで受け入れた。
板で生存者を怯ませると、移動速度が上昇する「大ヒット」、他の生存者が吊られる度にトークンを得て、発電機修理を有利にする「出世街道」などのパークを持つ。
Leon Scott Kennedy(レオン・S・ケネディ)
2021年6月に追加予定の生存者。
ゲーム『バイオハザード』シリーズの登場人物で、『2』や『4』などで複数回主人公を務める。
警察官としての勤務初日からゾンビの大群と対峙するレオンはこのバイオハザードを調査するため、閉鎖されたアンブレラ社の研究所に潜入した。
そこで突然、黒い濃霧が立ち込め、方向感覚を失った。
治療中の音を一切出さなくなる「忍苦の時」、発電機をある程度修理すると閃光手榴弾を作れる「スタングレネード」などのパークを持つ。
Jill Valentine(ジル・バレンタイン)
2021年6月に追加予定の生存者。
ゲーム『バイオハザード』シリーズの登場人物で、『1』や『3』などで複数回主人公を務める。
S.T.A.R.S.として壊滅的なバイオハザードからメンバーを救出したジルは、ラクーンシティに戻り残された生存者を救い出した。
ところがネメシスによって追跡されてしまう。
地下室に逃げ込み、寒い部屋に入ると、黒い霧に包まれ、感覚を失っていった。
発電機に罠を仕掛け、殺人鬼を怯ませる「地雷爆破」、トーテムを壊すと遠くにある他のトーテムを感知する「カウンターフォース」などのパークを持つ。