メトロン星人マルゥル「地底で生きられるように進化した同種族かもな!」
サクマ・テッシン「"オカグビラ"ってところか……!」
データ
別名 | 古代地底獣 |
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身長 | 50メートル |
体重 | 3万5千トン |
出身地 | 地底 |
スーツアクター | 新井宏幸 |
概要
『ウルトラマントリガー』第4話「笑顔のために」に登場。
グビラの亜種とされる四足歩行怪獣で、グビラが地底で生きられるよう進化した同種族と推測される。
また、別名が「深海怪獣」だった原種のグビラに対して、こちらの別名は「古代地底獣」となっている。
なお、「オカグビラ」の呼称はサクマ・テッシンにより命名された。
通常の個体と違い、背中の班模様の黒い部分が岩石状のイボになっており、同様のイボが頭部にも見受けられるのが外見上の特徴。
体色も通常のグビラに比べて若干茶色っぽくなっている。
鼻先のドリルで地中を泳ぐかのように突き進み、不意打ちで敵の背後に出現して突進してドリルで攻撃を仕掛け、再び姿を消すドリルアタック戦法や、海底に生息している個体以上の跳躍力でトリガーを翻弄した。
一方で陸上に適応したためか潮は吹かなくなり、完全な陸の生物として描写が為されている。
ちなみに、出現するきっかけとなった謎の神器については、その正体やオカグビラとの関わりは現時点では判明していない。
活躍
超古代の遺跡から発見された謎の神器に引き寄せられて地中から出現。GUTS-SELECTの面々は、海中に生息しているはずのグビラが地中から出現したことに驚愕していた。
イグニスがナースデッセイ号から神器を盗み逃げ出したことでそれに引き寄せられてイスタシティの市街地で暴れ回り、果ては背中に乗ってしまったイグニスを空の彼方まで吹き飛ばしてしまった(吹っ飛ばされたイグニスは木に引っかかったことで辛くも無事であった)。
直後、トリガーと対峙。地中への潜行や持ち前のパワーを生かしてトリガーを大苦戦させ、上空に吹き飛ばしたトリガーを大ジャンプして追撃するなど驚異的な身体能力を見せるが、ヒジリ・アキトが神器を持って走り回ることでオカグビラを引き寄せるという作戦に出たことで、トリガーを放置して神器を追ってしまう。
その隙にトリガーがパワータイプにチェンジしたことで劣勢になり、最後はデラシウムクローインパクトを至近距離で喰らい爆発、撃破された。
余談
『ウルトラマントリガー』の作品の方向性や古代遺跡繋がり、主に地中を移動していること、パワータイプに倒されたことから、グビラに『ウルトラマンティガ』に登場したゲオザークのオマージュを加えたものと一部視聴者から想定されている。
GUTS-SELECTの面々の会話の内容から、以前トリガーの世界にも通常種のグビラが出現したことがあることが窺える。
登場に合わせてバンダイからウルトラ怪獣シリーズで発売されたが、金型自体はオーブ時に発売された通常種のものの流用の為、背中から頭部にかけての岩石状のイボが再現されていない(その代わり、通常種とは成型色の色味が変更されている)。
派生種ではあるが、初代以来およそ55年ぶりとなるウルトラ戦士の手にかかって死亡したグビラである。
ちなみにグビラのモデルとなったのはモンガラカワハギという熱帯魚で、その英名はトリガーフィッシュという。