反乱分子・抵抗勢力となっている部下などを組織から消す目的で処罰すること。
死刑が代表例であるが、現代であれば解雇や追放などの処罰も粛清と表現されることもある。
粛清の方法は罪を着せて処罰することが多い。
しかし、公的な処罰に限らず、暗殺や無茶な任務に送り込んで戦死させることなども粛清として行われる場合がある。
トップとしてみれば、組織を引き締めて指示を聞かせるためには、不満分子に対して厳格な処分をすることも必要である。
しかし周囲にも正当性を示せない粛清を行えば、粛清されていない臣下たちはトップに「いつ自分は粛清されるのか」と不信感を抱くようになるし、有能な人材を自分から捨ててしまうことにもなる。
粛清を使いすぎて、あるいは使わなすぎて権力を追われた君主も歴史には数多い。
不正なものを正すという意味では共通するが、「粛正」ではない。