概要
1997年より販売開始。
車種全体の特徴として、スタンダードの他車種をベースに内装をある程度ラグジュアリーに仕立てている。
初代モデルは6代目XV20系カムリと同じプラットフォーム(クルマとしての土台)を共有する。
本格的なSUVではないため、悪路の走破性には優れていない完全市街地向け仕様車である。
初代と2代目の輸出仕様車がレクサス・RXでもあったが、3代目よりRXと分離した。(但しレクサス・NXのベース車両である。)
4代目は、2代目「ヴェンザ」として北米でも現地販売されるようになった。
なおトヨタは2009年のレクサス・RX発売を機にハリアーの生産終了を検討していた。
しかしこの事を知った千葉トヨペット社長の勝又基夫氏(当時)は
「発売からたった10年弱の間で一つのブランドとして確立されたお客様から支持された車種を簡単になくしてしまってはいけない。」
と、全国のトヨペット店代表から署名を集めてハリアー存続をトヨタへ掛け合い、見事存続が決まったというエピソードがある。
この事は千葉トヨペットHPのハリアー紹介ページに記載がある。
初代(1997−2003年)
SXU1♯・ACU1♯・MCU1♯型
2代目(03-13年)
ACU3♯・MCU3♯・GSU3♯型
3代目(13−20年)
ZSU6#W・ASU6#W・AVU65型
4代目(20年−)
MXUA8#・AXUH8#型
車名の由来は、トヨタによるとチュウヒ(沢鵟)というタカ科の鳥の英名との事。そのため、3代目まではエンブレムに鳥のマークを掲げていた。4代目ではトヨタマークに変わったものの、車内にそのエンブレムが残されている。