概要
この世代は競馬人気復権の立役者・ディープインパクト1強であった。文字通りディープインパクト世代といってよい。ディープインパクトは競走馬としてもクラシック三冠などG17勝を挙げ国内では負け1度のみと圧倒的な強さを誇り、種牡馬としてもG1馬だけで国内外数十頭という凄まじい成績を残した。
一方でダート界もエルコンドルパサーの代表産駒にしてスカーレット一族出身、ダートで中央地方併せてGI9勝のヴァーミリアンと、金子氏保有であることから砂のディープインパクトと称されたカネヒキリが競いながらG1・Jpn1勝ちを重ね、スマートファルコン・エスポワールシチーの登場まで2強を形成した。
日米オークス馬にしてエピファネイアなどGI牡馬3頭の母でもあるシーザリオもこの世代。
また、トウカイトリックやフジノウェーブ、ボンネビルレコードなど現役を長く続けた馬が多いことでも知られる。
勝利したG1
古馬G1の勝利は長距離・グランプリでのディープインパクトやダートが目立った半面、他の分野では前後の世代が台頭していた。
2-3歳
朝日杯FS | マイネルレコルト |
---|---|
阪神JF | ショウナンパントル |
皐月賞 | ディープインパクト |
日本ダービー | ディープインパクト |
菊花賞 | ディープインパクト |
桜花賞 | ラインクラフト |
オークス | シーザリオ |
秋華賞 | エアメサイア |
NHKマイルC | ラインクラフト |
古馬
短距離 | |
---|---|
マイル | |
中距離 | |
長距離 | ディープインパクト |
牝馬限定 | |
グランプリ | ディープインパクト |
ダート | ヴァーミリアン/カネヒキリ/フジノウェーブ/ボンネビルレコード |
海外 |
代表馬
馬名 | 性別 | 勝利レース |
---|---|---|
ディープインパクト | 牡 | クラシック3冠など、競走名に名前を残す(弥生賞→弥生賞ディープインパクト記念) |
ヴァーミリアン | 牡 | ジャパンカップダート(現チャンピオンズC)/フェブラリーSなど |
カネヒキリ | 牡 | ジャパンダートダービー、フェブラリーS |
トウカイトリック | 牡 | |
ラインクラフト | 牝 | 桜花賞、NHKマイルカップ |
エアメサイア | 牝 | 秋華賞 |
ディアデラノビア | 牝 | |
デアリングハート | 牝 | |
シーザリオ | 牝 | オークス、アメリカンオークス |
マイネルレコルト | 牡 | 朝日杯FS |
ボンネビルレコード | 牡 | かしわ記念、帝王賞 |
フジノウェーブ | 牡 | JBCスプリント、競走名に名前を残す(東京スプリント→フジノウェーブ記念) |
前後の世代
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(追加予定)