概要
最終巻「炎刀・銃」に登場。
それぞれが四季崎記紀の完成形変体刀の使い手となりうるだけの実力を備えている。
……が、原作では一人当たり数ページで負けている。皿場工舎以外全員死亡した。
確かにそれぞれ本来の刀の持ち主たちと比べると、実力では幾分劣るようなのだが、一応フォローすると、
- 全員が完成形変体刀を渡されて直ぐに戦闘であったので練習する間もなかった。
- 大半が変体刀の性能に酔ってすっかり天狗になっていた。
- そもそも渡された変体刀が使い手本来の戦闘スタイルに合わなかった奴が多かった。
- 逆に使い手の能力が変体刀の長所を潰していた奴もいた。
- 相対した鑢七花が自分たちよりも実戦経験を重ねていた上に、その前にとがめを殺されて自身の負傷・刀の破壊無しというそれまでの制約をかなぐり捨てたブチキレマジモードだった。
更に補足すると作戦立案をした否定姫が、邪魔な十一人衆を片付けるために、上記の不利を理解した上でわざと戦わせた様で、最初から負けて当然な状態だった。
構成員
般若丸（CV:松井尚吾）:絶刀『鉋』の使い手。七花が最初に戦った切り込み隊長。
・（敗因）→不承島の戦いで『鉋』が壊れなかったのは本当にただの偶然だったことを知らなかった為に油断した（そもそも虚刀流の技の一つである「菊（きく）」は絶刀『鉋』破壊のために生まれた技）。
鬼宿不埒（CV:宮原弘和）:斬刀『鈍』の使い手。適当に城の兵を切り捨てたか事前に城下で辻斬りまがいなことをしたのかは不明だが、対峙した時点で五人斬って斬刀狩りの条件を満たしている。
・（敗因）→単純に本人の実力不足。
巴暁（CV:勝呂美和子）:千刀『鎩』の使い手。千刀流の技を完全なものとして使えると豪語するくノ一。
・（敗因）→七花が敦賀迷彩に苦戦した理由をはき違えていた上に唯でさえ狭い場内で千刀巡りは役に立たないどころか邪魔だった。
浮義待秋（CV:高橋研二）:薄刀『針』の使い手。錆白兵の好敵手を自称するだけあって、一際扱いが難しい『針』を使いこなせる技量を持つ。
・（敗因）→単純な実力不足（薄刀の能力を引き出せてはいたが、白兵には及ばず壊してしまった）。
伊賀甲斐路（CV:佐々木啓夫）:賊刀『鎧』の使い手。忍術で肉体を操作して巨大な『鎧』のサイズに合わせた。
・（敗因）→忍術で体格を変えていただけで質量自体は変えられない為、体重をカバー出来ず容易に持ち上げられてしまった。
真庭孑々（CV:江口拓也）:双刀『鎚』の使い手。七花ですら持ち上げられなかった『鎚』を軽々と振り回す。
・（敗因）→『鎚』を使いこなす為に忍術で重さを消したため、その長所を完全に潰してしまった。
胡乱（CV:菊本平）:悪刀『鐚』の使い手。『鐚』の効果で強化された自身を「不死身の戦士」だと豪語する武闘家。
・（敗因）→刀の力を過信するあまりに油断し、死ぬまで殺され続けるほどの隙を見せてしまった。
灰賀欧（CV:儀武ゆう子）:微刀『釵』の使い手。『釵』こと日和号を完全に制御下に置いている。
・（敗因）→無理やりプログラムをいじったせいで自分が日和号の足を引っ張ってしまった。
墨ヶ丘黒母（CV:國分和人）:王刀『鋸』の使い手。尾張一の獰猛者と呼ばれた実力者で、七花に戦いの空しさを説いていた。
・（敗因）→売り物だった獰猛さを王刀『鋸』の効果で失ったため、人間的に空っぽの状態で戦っていた。
皿場工舎（CV:早見沙織）:誠刀『銓』の使い手。唯一の生存者。
・（敗因）→そもそも誠刀『銓』自体は攻撃力皆無なので戦いようもなかった（原作ではその後接近戦を挑んだが、手加減された上負けている）。
呂桐番外（CV:中田隼人）:毒刀『鍍』の使い手。十一人衆の最後の刺客。
・（敗因）→既に『鍍』の毒で暴走しておりそもそもまともに戦える状態ではなかった。
