データ
トリケラトプスと同じカスモサウルス亜科の角竜で、全長は4~6メートルほど。
かなり珍しい恐竜で、現在までに見つかっているのは頭骨一つ。セントロサウルスの仲間はたくさんの化石が見つかっているのに……
多くの角竜と同様にフリルには一対の大きな穴が開いているが、トリケラトプスに似ており、トリケラトプスの祖先型ではないかとされている。フリルは台形。
なお角は3本だが、鼻角は発見当初角ではなく分離した骨だと考えられたため、「鼻角のない顔」を意味する矛盾した属名を着けられることに。本当に鼻角がなかったのはディケラトプス(改めネドケラトプス)…とされてきたが、そのネドケラトプスも短いながら鼻先の角はあった。
ちなみにセントロサウルス亜科のパキリノサウルスやプロトケラトプス科の多くは本当に鼻先の角が無かったので、この名前は彼らにこそ相応しかったのかもしれない。
共存した角竜にはアンキケラトプスやパキリノサウルスがいた。