勇者アグネスデジタルとは、「変態」と呼ばれるウマ娘の本気である。
概説
Cygamesによるメディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘「アグネスデジタル」は、モデルとなった競走馬のファンからの異名【変態】(※最大の賛辞)に発想を飛ばして「限界ドルオタ系ウマ娘」という斜め上のキャラクターで一躍有名となった。
そのためファンアートでは、もっぱらウマ娘たちの雄姿や可愛さに萌え死んだり尊死したりするイロモノキャラクターで通っており、デジタル本人が出ていないにも拘らず投稿作品を見た閲覧者の気持ちを代弁するために昇天させられたりと、すっかりネタキャラの地位を確立している。
しかし――。
彼女の本質は「GⅠ六冠を覇した名馬」という誉れも高い伝説の競走馬であり、さらに「芝もダートも海外遠征すら捻じ伏せる唯一無二の万能脚質」というチート染みた才能を有する唯一無二の存在である。最終的な勝率は高いとは言い難いが、それでも8年連続でJRA顕彰馬候補の上位にノミネートされており、殿堂入りこそ逃したが顕彰馬に勝るとも劣らぬ偉業を成し遂げたのは事実である。
そのためシリーズでの可愛さからデジタルの経歴を調べた競馬ビギナートレーナーたちを、その戦歴で度肝を抜き、さらに彼女にまつわる数々の鮮烈なエピソードの数々で思考回路を崩壊させて茫然とさせる事態が多発している。
そして満を持してゲームへ実装されると、【芝:A/ダート:A/中距離:A】のステータスからチーム戦の中継ぎエースとして本領を発揮し、さらに育成にいくつかの難題こそあるもののトロフィーコンプリートを目指すコレクタートレーナーの強い味方として強烈な個性を遺憾なく爆発させてくれる。
「真の勇者は戦場を選ばない」。
JRAがかつてアグネスデジタルへ贈ったキャッチコピーに準え、闘争本能に目覚めたデジタルをトレーナーたちは「勇者」と称賛する。
本タグはそんな本気のアグネスデジタルの気迫を描いた作品に付けられるタグである。
余談
しかしながら、やはりというかデジたんに染み付いたイメージは草々に拭われるものでもなく、またデジたん自身の公式解釈もおよそドルオタキャラで通っているため……
- 本気で走る「推し」の姿を間近で拝みたいがために本気を出す。
- 推しカプの間に挟まる自責の念で、内心は罪悪感でぐっちゃぐちゃ。
- あえて推しの尻に付いて、スタンド席からは見れない後姿+@を堪能する。
- そしてやっぱり最終的に尊死してる。
……といった具合に、ガチでもネタでもブレないウマ娘愛を軸に描かれており、そういう意味でもまったくもってキャラブレしない安定した解釈がされている。
やはり六冠は魔窟なのか……。
似て非なるタグ
ウマ娘とドラクエを掛け合わせたコラボイラスト・漫画に付けられるウマ娘ドラクエダービーがあり、そちらでは順当というべきか、勇者役に割り当てられている模様。詳しくは該当タグへ。
関連イラスト
関連タグ
関連ウマ娘
- ゴールドシップ(ウマ娘)
- 実装済みの六冠名馬をモデルとするウマ娘。ファンから「ウマ娘界のハジケリスト」と称されるほどアクの強い性格をしているが、デジタル同様にそれらがモデルとなった競走馬の経歴をなぞったものであり、本気を出させると凄まじい実力を発揮する点も共通している。
- さらに両者ともモデル元が「ワープ」と称されるレベルの末脚で、レースをちゃぶ台返しして勝利を決めたという経歴をもっており、理由は違えど競馬ファンから強烈なヘイトを集めたこともあったりと、曲者同士で共通項が多い。
- なおゲーム内において、デジタルはゴルシに天敵と認知されている。場の雰囲気を見てハッチャけている自分に対し、天然でMAX暴走状態になれるやべーやつと見てドン引きしている。
似て非なるタグ
ウマ娘ドラクエダービー…ドラクエ風勇者デジたんイラストが描かれている。