CV:川口啓史
概要
地球連邦政府の閣僚の一人で、妻がいる。
他の地球連邦政府の大臣たちや作品の主要人物であるハサウェイ・ノア、ケネス・スレッグ、ギギ・アンダルシア等と共に、地球へ降下するシャトル「ハウンゼン」に搭乗するものの、同機がハイジャックされてしまう。
マフティーを名乗るハロウィンのかぼちゃマスクを被ったハイジャッカー主犯を挑発してしまい、射殺された。
その後、淡々と処理される彼の死体に駆け寄って「殺してくれ」と叫んでしまったために、妻も直後に殺されてしまうこととなった。
なお、撃ち込まれた銃弾の数は妻の方がやたらと多い。
ハイジャック犯を挑発してしまったとはいえ、格別にハイジャック犯/偽マフティーを挑発する特別な言動、核心を突いた等では一切なく、ただ単純に黙れと言われたのに黙らず、うるさかったからという理由で殺害されている。
大物政治家が殺害されるエピソードと言えば政治的な反発によるものが多く、ここまでどうでもいい理由で殺害される大臣クラスというのは珍しい。
むしろマフティー・ナビーユ・エリンの語源に言及し「マフティー・エリン」への的確な皮肉を言って挑発したのはギギの方なのだが、そちらは意味が通じていないためスルーされている。
射殺時のやりとり
ハイラム「諸君等は、どのように、この船の情報を掴んだのかね」
かぼちゃマスク「こちらの指示にこたえる以外、質問の必要ない!」
ハイラム「しかしねぇ、君···わたしたちとしては、君たちの組織の秘密を調べる立場にいるのだから···」
かぼちゃマスク「よ く 喋 る !(怒) ((ズドン」
原作小説ではこの際のやり取りについて
その鷹揚なきき方こそ、議会の海千山千のやりとりに、なれすぎた大人の言葉遣いで、
ナーバスになっているハイジャッカーたちの神経を、逆撫でするには十分だった。
という地の文で語られており、ハイラム自身があまりにも事態を深刻に思っていないような発言だったことを皮肉めいて記載している。
余談
劇場アニメ版の公開前に冒頭約16分が先行公開され、その余りにも空気の読めていない発言から流れるように射殺されるシーンがインパクトを与え、ハイジャッカー主犯とともにコアな人気が出る結果となった。
その、内容は薄いが特徴的なセリフ回しから、彼の口調をまねてSNS等に書き込むネットミームとして爪痕を残している。