概要
地属性・獣族のシンクロモンスターであり、ナチュルに属しているモンスター。
デッキの上からカードを2枚墓地に送り、魔法カードの発動を無効にするという、ホルスの黒炎竜LV8に似た強力な効果を持っている。コストの墓地送りも2枚だけな上、デッキから墓地に送るので非常に軽い。むしろ墓地を肥やせるのでメリットともいえる効果である。
その分素材は2重の縛りがついているので、普通のデッキではシンクロ召喚は難しい。
ナチュルはもちろん、X-セイバーなどの地属性で統一された、または大半が地属性のデッキでも、チューナーさえ確保できれば活躍できるだろう。
以前はほぼノーコストで特殊召喚できるグローアップ・バルブとガジェットなどのレベル4の地属性モンスターとで簡単にシンクロ召喚できたが、2012年3月1日からグローアップ・バルブが禁止カードに指定されてしまったので、この方法でのシンクロ召喚は不可能となってしまった。
同じナチュルのシンクロモンスターであるナチュル・パルキオンとは相性が良く、2体並べられればデッキのカードが続く限り魔法・罠カードを無効化できる。ナチュル・パルキオンもこのカードと同じ素材縛りなため、このカードを使う場合はあちらも投入して損はないだろう。
しかし、その強力な効果の代償として、攻撃力は2200と低めになっている。サイバー・ドラゴン等には勝るが、今の環境では簡単に突破されてしまうだろう。
また、ホルスの黒炎竜などにも言える事だが、すでに発動済みの魔法カードは無効化できない。
除去効果を持つブレイズ・キャノンや、攻撃力の高い上級モンスターを召喚する死皇帝の陵墓などを先出しされてしまうと、このカード単体では対処が難しい。
これらの弱点をうまく克服すれば、より活躍させる事ができるだろう。
超融合ばかりはどうしようもないが。
ちなみに、このカードの効果に対してサンダー・ブレイクや強制脱出装置などでこのカードがフィールドを離れた場合、このカードの効果は不発となり、魔法カードは普通に発動される。これは、「フィールド上に表側表示で存在する限り」というテキストが関係している。
つまり、フィールド上に表側表示で存在しなくなったため、効果の条件を満たせなくなってしまったので不発になったのである。
このカードに限らず、永続魔法・罠カードや、「フィールド上に表側表示で存在する限り」と書かれたカードはフィールドを離れた時点でその効果は適用されないという裁定がほとんどなので、注意が必要である。
効果テキスト
シンクロ・効果モンスター
星5/地属性/獣族/攻2200/守1700
地属性チューナー+チューナー以外の地属性モンスター1体以上
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のデッキの上からカードを2枚墓地に送る事で、魔法カードの発動を無効にし破壊する。