概要
作中に登場する、大半のメイド喫茶を傘下に置いているメイド喫茶専門の大企業。その名の通り、動物をモチーフにした喫茶店がほとんど。
グループでのあいさつは「オッケーだもの!」
取り立て屋による「おひねりちゃん(上納金)」の徴収や、調教師の派遣による各店舗の綱紀粛正・グループへの忠誠心の徹底など、グループの徹底した統制を敷いている。
制度
おひねりちゃん
現実の上納金に当たるもの。滞納すると、危険な業務の強要など、ペナルティが課される。着服も重罪であり、発覚すれば即極刑に相当する。
なお、メイドリアングループでは同様の制度は確認されていない。
調教
店舗の綱紀粛正を目的とした制度。グループへの忠誠の徹底のため、洗脳を含めた常軌を逸した叩き込みが行われる。
その調教師も、1週間の調教を成功させることが至上命令となっており、失敗すれば絶縁、もしくは破門が言い渡される。
作中での動向(ネタバレ注意)
かつては、メイドリアングループとは対立関係にあり、特に1980年代は勢力均衡の緊張状態にあった。そして、1985年の「侍女茶館」店長射殺事件をきっかけに均衡は崩壊、骨肉の抗争を繰り広げ、多数の死者と逮捕者を出した。
抗争の末、メイドリアンが経済路線に切り替え、距離を置いたため、表向きの平和が訪れた。
一方で、ケダモノランドは、抗争後に総帥となった凪のもと、上記の制度で忠誠を重視した恐怖政治で統制した。
この間、メイドリアンが急速に利益を拡大したが、曲がりなりに第一位を維持してきた。
しかし、その構図は万年嵐子の出所により変化を見せる。
嵐子が入った「とんとことん」はメイドリアン傘下「チュキチュキつきちゃん」を壊滅、緊張が高まる。さらに、「おひねりちゃん」を支払い「優良店」としていた傘下店舗「メイドシープ」も壊滅。凪は危険視しはじめる。
さらに、メイドリアンでは愛美が出所、実権を掌握し、「アキバビッグバン」ーケダモノランドとの全面抗争を宣言する。
しかし、愛美の緒戦からの計算の狂いや、愛美はじめ武闘派の排除を狙う、会長の宇垣和枝が持ちかけた合併話を、凪は利用する。
凪は宇垣に愛美を抹殺させる。そして、合併に反発した武闘派の離脱により勢力が弱まった、メイドリアンにこちらに有利な条件を呑ませ、吸収合併に成功。
さらに、旧メイドリアン武闘派のリーダーとなる可能性があった愛美の部下・みやびと、宇垣を共倒れさせることにも成功。
ケダモノランドグループはアキバにおいて、一大勢力となり、視界は良好かのように見えた。
しかし、凪にとって目障りな勢力が残っていた。それはかつて「侍女茶館」で「姉妹の契り」を結び、考えの違いで袂を分かった、万年嵐子と彼女が所属する「とんとことん」である。
15年ぶりに嵐子と邂逅した、凪は考え方を改めるよう求めるが、嵐子はそれに対して明確な答えは出さなかった。
アキバを統一した記念にアキバメイドフェスティバルが開催され、メインイベントに巨大な「お萌様」の人形を、それぞれのメイド喫茶のメイドたちが登り、最初に頂点に立ったメイドとその店が、その年のアキバにおけるメイドおよびメイド喫茶の頂点に立つことが出来る「お萌様登り」が催された。
実際は凪の直営店「ギラギライオン」を優勝させる出来レースであったが、それを知らない「とんとことん」が優勝したことで、「頂点のライオンが底辺のブタに蹴落とされた」と生態系が崩されたことに凪の逆鱗に触れる。
幹部
系列店舗
※カッコ内はモチーフにしている動物。
- コンコンカフェ(狐)
- 忠犬メイドッグ(犬)
- とんとことん(豚)
- メイドシープ(羊)
- ギラギライオン(獅子)
これらの他に、2話の接待ゴルフシーンや4話の総会シーンでは、牛、猫、熊、栗鼠、ウサギ、キリンをモチーフとしたメイドたちが並んでいた。
「コンコンカフェ」「忠犬メイドッグ」は4話総会シーンに登場。「とんとことん」店長とともに、それぞれのエース(と思しき)メイドが壇上に立たされた。
「メイドシープ」は5話に登場。「とんとことん」よりも広い店でメイドの数も多く、客も多め。その名の通り羊をモチーフにしている。
「ギラギライオン」は9話に登場。総帥・凪の直営店であり、立場もグループ内では頂点の存在。その名の通りライオンをモチーフにしている。
対立組織
※現在は吸収合併して事実上消滅。
関連タグ
餃子の王将:放送の数時間後に元社長を射殺した工藤會系幹部の逮捕状が出たという報道がされた。放送期間中に、暴力団による実際の銃撃事件に関するニュースが流れるという偶然に驚く視聴者が出た一方、かつてテレビで放送された、同社の常軌を逸した新人研修を思い出したという視聴者も多かった。