概要
例え話の一つで、「組織内の悪人や不良が集団ごと腐敗させる」という意味で使われる。
「腐ったリンゴ」とも言われる。
これは腐敗したミカンから発生したエチレンガスが、他のミカンの追熟や腐敗を促進させるためである。
ミカンに例えるのは日本のみで、これは1980年のテレビドラマ『3年B組金八先生』でそのように表現されたためである。
2019年には追手門学院の研修で、外部コンサルタント(ブレインアカデミー社)が同校の職員をこの表現を用いて罵倒し、うつ病や退職に追い込んでいたことが問題となった。
教育関係者の間では有名な例えであり、実際に学級崩壊のきっかけとなるのは少数の不良生徒であることが多い。
関連項目
ポル・ポト:カンボジアの独裁者。共産主義の推進にあたり、「腐ったリンゴは箱ごと捨てなければならない」と発言し、同胞の粛清を正当化した。