カードテキスト
儀式・効果モンスター
星10/水属性/魔法使い族/攻3000/守1800
「リチュア」儀式魔法カードにより降臨。
(1):このカードが儀式召喚に成功した場合、
自分の墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードはEXデッキから特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されない。
(3):1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。
自分フィールドの「リチュア」儀式モンスター1体を選んで持ち主の手札に戻し、
その発動を無効にし持ち主のデッキに戻す。
解説
リチュアカテゴリーにおける約10年ぶりの新規カードである。DTの更新が止まりもはや新規が期待できないとあきらめかけていた我らリチュア使いにとっては悲願の成就と言えるだろう。性能も非常に高い仕上がりとなっており、全体的に打点の貧弱なリチュアカテゴリーの突破力を底上げし、(1)の効果で着地時に墓地の水属性モンスターをリアニメイト、(3)の誘発効果でリチュア儀式モンスターを手札に戻すことでモンスター効果を無効にでき、手札に戻す行為も全体的にcip効果の強力なリチュアにとっては逆にメリットとなる。また、(2)の効果で場持ちもよく、イビリチュア・ジールギガス以外に決定打をあまり持たなかったリチュアにとって大きな革新をもたらす一枚であろう。
ただし、ジールギガスやガストクラーケと違い攻撃力が1000以下ではないためリチュア・アビスで直接サーチすることができない。(まぁ、シャドウ・リチュアを経由すればアビス一枚からサーチは可能であるが。)
一部の人間から非常に人気の高いリチュア・エリアル関連の新規カードであり、イビリチュア・マインドオーガスに続く二枚目の彼女の儀式モンスターである。
カード名はギリシャ神話に登場する海に住む女神たちを指す「ネーレーイス」または、同じくギリシャ神話に登場する海神「ネ―レウス」と、ルワンダ人の信仰する至高神であり、名前が「全能」を指す「イマナ」の二つをつなぎ合わせたものだろう。
しかし、肝心のサーチ・サルベージ・特殊召喚に依存しきっているという弱点はあまり改善されていない。要するにライオウを相手に出されたら割と詰み。
ストーリー
DTには公式が設定するストーリーが存在するのを知っているデュエリストも多いだろう。このカードのストーリー上での扱いはまだ判明してないが、時系列的にイビリチュア・マインドオーガスとエルシャドール・アプカローネの間に位置すると考えられる。また、このカードと同じ弾に収録される儀水鏡の集光のイラストを見ると、リチュア・アバンスとセイクリッド・ハワーと共にヴェルズ・ウロボロスと戦っている。またその際に、氷結界の紋章でウルボロスを拘束しているように見える。しかし、彼女のシャドールが登場してるということは、この後に戦死してしまうのであろう………