概要
「漆黒アカデミア」にて2022年10月21日より登場。日本で僧職に就く青年僧侶で、世界中の葬儀を見るべく各地に赴く。
人物
日本の「漆黒寺」で住職をしている20代後半の青年僧侶。長髪で後ろに束ねており、左顔にアザがある。武術の心得があり、不届者に対して般若の顔に豹変して成敗する。遺族との別れの場である葬儀をする中で、近年遺族が死者を敬う心が薄れていると憂いており、海外ではどのようにして遺族が死者を弔い、向き合っているかと思うようになり、時間があっては海外に赴き死生観の違いを学ぶ。性格は至って真面目だが若い故か、また学生時代はやんちゃが過ぎた時期もあった事からか、時には羽目を外したり女性の誘いに期待したりとまだまだ修行が足りない。
世界中の葬儀
- ガーナの葬儀(ガーナ共和国)
死者を陽気かつ盛大に弔う風習があり、故人が生前好きだったモノをモチーフに棺桶を製作する。そのため棺桶に年収の半分を注ぎ込む事が多く、棺桶が完成するまでの間は遺体を冷凍保存する。故人を泣き偲ぶ「プロ泣き師」や、棺桶を担いで踊る「棺桶ダンサー」などの職業が在る他、高額で有名バンドやアイドルを呼ぶ事ができる。
- インドの葬儀(インド)
人口の約80%がヒンドゥー教で、他にもイスラム教が約14%にキリスト教が数%な一方、仏教は釈迦の生誕地にも関わらず、修行の難しさや金持ち宗教というイメージから貧困者に受け入れられない理由から0.7%。インドでは主に河岸で火葬された後に遺体を河に流す。他にガイドの伝手で部外者禁止のゾロアスター教の葬儀にも参列する事が出来、塔などの高台に遺体を全裸で並べ、ナイフで割腹して鳥葬する。
- 中国の葬儀(中華人民共和国)
日本の葬儀場に位置する「殯儀館」で行われ、参列者は白の服を着る。故人を盛大に送る風習があり、爆竹を鳴らす他、近年は参列者を集める目的でストリップダンサーを招いて殯儀館でショーを行うが、不謹慎だと当局から中止される事がある。他にも未婚のまま亡くなった者同士を結婚させて弔う「冥婚」もあり、これも政府から禁止されているが、それでも秘密裏に冥婚が行われており、葬儀場から遺体を盗んだり、時には美人を殺害する事で無理矢理死者にして提供するブローカーが存在する。
- マサイ族の葬儀(ケニア共和国)
ケニアのマサイ族は遊牧民であるため墓地の概念が無く、弱肉強食の大地の掟に則り、ハイエナやハゲワシなどの肉食動物に食べさせる「獣葬」を行う。遺体に食べ残しがあると不吉とされているため、遺体に動物の血や脂肪を塗り付ける。ちなみにマサイ族は成人になるとライオンと格闘する儀式があったが、近年ライオンが絶滅の傾向にあるため廃止されている。