概要界に僕という名の、期待の新星登場だ!
持込君物語というシリーズの主人公である。年齢は19歳。GBからは20歳になる
名前の通り漫画の持ち込みがテーマで、漫画家志望の青年が描いた漫画を漫画雑誌の編集者が評価する話。
ギャグマンガ日和では夢野カケラシリーズといった漫画家をテーマにした話があるが、
連載中の漫画について電話越しで相談するのに対して、こちらは全くの素人が描いた只の落書きを雑誌編集者が直接ツッコミを入れる面接のような形式で話が進む。
比較すると、夢野の作品は独りよがりな展開や伏線放置などの低クオリティが目立つものの、曲がりなりにも漫画としての最低限の体裁は保っていたことがわかる…かもしれない。
初心者にありがちな作画ミスの数々や商業誌に載せる上での留意点、
持ち込みのマナーといった漫画家志望の人にとっては主人公を反面教師として見るといいかもしれない。
持ち込み作品界に僕という名の、期待の新星登場だ!
●ラブファイト! 来夢
記念すべき一作目。自称テコンドー美少女来夢(らいむ)が活躍する格闘漫画。
少年誌なのに女の子が主人公である事を突っ込まれる所から始まり、作画のクオリティの低さを指摘される。
1話目にして持込君の実力の無さが露呈される。
●鎌倉メロディ
神奈川県鎌倉市を舞台に女子高生のガールズバンドが活躍する音楽漫画。
今作ではいい加減な取材や建物や器物のトレースに対する意識がメインに描写される。
●グルメファイト明美
料理コンテストで優勝を目指す少女達の奮闘を描いたグルメ漫画。
画力の件は勿論だが、今回は台詞の拙さがメインに描写される。
●澤穂希物語(GB2巻収録「第32幕 持込君物語」)
まさかの実在人物のサクセスストーリー。
持ち込みでノンフィクションを題材にした為早々に「なんでコレ描こうと思ったのかな……?」と突っ込まれる。
そもそもタイアップというのは編集部側と元ネタの関係者が企画して行われるものであり、
描き手側の自己判断だけで描く持ち込み作品でやるべきではない。
人物界に僕という名の、期待の新星登場だ!
漫画家の卵でマンガ界に革命を起こすべく上京する。 しかし単なる意識高い系で実力はからっきしであり、
商業誌に載せるのに不十分な低い画力
少年誌なのに女性キャラばかり登場させる
拙い台詞回し
やたらとアニメ化・グッズ化といった商業主義に拘る
等デビューするには力不足である。
編集者のダメ出しや母親のフォローに対して素直に聞き入れず、
一々反論したり辛辣な事を言われるとすぐ泣き出す等、かなり子供染みた性格であり向上心は皆無に等しい。と夢野を悪化したような性格で
仮にこのままデビューさせたら第二の夢野になる事は間違いないだろう。それどころか夢野より悲惨なことになるのは間違いない、このキャラクターの登場より夢野はまがいなりにもプロの漫画家であると再認識する事態となっている
関連人物界に僕という名の、期待の新星登場だ!
●母親
持込君の母親。 過保護な性格で息子のことを「たっくん」と呼んでいる。
毎回同伴で編集部に来て編集者のコメントを聞いて持込君に突っ込みを入れる。
また同行する理由は交通費の都合や編集者のコメントをしっかり聞く為もあるが、
1番の理由は持込君が自分が居ないとまともに話せなくなる所謂場面緘黙症であるからと思われる。持込君の社会性のなさが出ておりもはや社会的常識のなさが浮き出ている。仮に漫画家を諦めたら彼はどんな末路が待っているのだろうか…
●編集者
持ち込み作品の添削を担当する編集者。
持込君の漫画を冷静な対応で当たり障りのないようにアドバイスする。
夢野カケラの担当みたいにデリカシーのない発言や非常識な行為をしないお人好しな性格だが、
それが災いして持込君の自己顕示欲を促進させてしまい深く後悔する。そりゃそうだ…
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