概要
CV:日笠陽子(テレビアニメ)
小説家になろうに連載されているweb小説、『シャングリラ・フロンティア』の登場人物。
主人公サンラクのクソゲーフレンズの一人。
コミック版では4話のラストで顔見せ、9話から本格登場しており単行本2巻では表紙を飾った(なおヒロインちゃん……)。
と言うか、作品全体を振り返ってみると、ウェザエモン編におけるヒロインとも言える人物であり、作品序盤においてはヒロインよりもヒロインらしい。何よりも、アニメPVではほぼメインヒロインのような扱いである。
人物像
本名は天音・永遠(あまね・とわ)。
サンラクとは、シャンフロと別のゲームで知り合った腐れ縁の様な仲のゲーム友達。彼の所属クラン『旅狼』(ヴォルフガング) のオーナー。
カリスマモデルとして活躍しており、「永遠様」の愛称で親しまれる。十代女子の憧れの的で、サンラクの妹も彼女の熱心なフォロワー。カメラの前に立つとどの角度から撮られてもベストアングルで決める特技を持つ。
自信家ではあるが謙虚さも併せ持ち、コミュニケーション能力が高く、頭の回転も早い。
そのため突発的なイベントでも難なく司会進行ができる程のトークスキルとアドリブ力を持つ。何事においても「華のある人間」といえる。
VRMMORPG『シャングリラ・フロンティア』のプレイヤーであるが、その事は周囲には秘密にしている。
本性
上述の項目はあくまでも表の顔。
その実態は、人が派手に爆散する光景に「たまや〜」と言えるタイプのド畜生であり、基本的に他人を駒として扱い、策謀によって自分の思い通りに人間たちを動かすことを快楽としている、根っからの黒幕気質で刹那主義の享楽家。
また、頭の回転が速いだけでなく人心掌握術にも長けており、『ユナイト・ラウンズ』通称『世紀末円卓』と呼ばれるオンラインゲームでは、最終的には単なる一プレイヤーでありながら、全プレイヤーにゲームにおける最強のボスとして認知され、ストーリー上のラスボスを遥かに超える存在として『鉛筆王朝時代』を築いた。
表面上は謙遜することも多いものの、自分の美貌には絶対の自信を持っており、ゲームのアバターも自分の顔を忠実に再現して製作している。
その性格とプレイスタイルからも分かる通り、シミュレーション要素のあるオンラインゲームを得意としており、ペナルティを無視してPKを楽しむ事を厭ず、どんなに高性能なNPCであっても使い捨てにする事を厭わない非道っぷりは、ゲーム観戦者が思わず絶句するほど。
特に、ゲームにおいてなすすべなく叩き潰される人間を嘲弄することは、無意識レベルの口癖になっているほど。(そのことを知った時には流石に驚愕していた)
一方、なんやかんや面倒見や友誼に篤い一面もあり、親友と言ってもいいカッツォからの頼みは快く引き受けており、ゲーム内のNPCに感情移入するようなセンチメンタルな部分もある。
また、意外にも好きな人には尽くすタイプで、恋人相手にはデレデレになる。
対人関係
主人公のサンラクこと陽務・楽郎と、プロゲーマーである魚臣・慧とは、上述のゲーム『世紀末円卓』にて、暗殺者VS敵勢力のボスと言う形で対峙し、二人に敗北した末に拠点となっている城を自爆したのちにゲームフレンドになる。
その後も、別ゲームでサンラクや魚臣とは遊んでおり、神ゲーとして名高い『シャングリラ・フロンティア』では、二人と一緒にクラン『旅狼(ヴォルフガング)』を設立する。
『シャングリラ・フロンティア』の第一線で活躍するトップクラン『黒狼』のリーダーであるサイガ-100こと、斎賀・百とは高校時代からの付き合いのある悪友。
未だにリアルで交流のある友人であり、仕事でも付き合いがある関係。
阿修羅会に所属していた時には必然的に敵対関係にあったものの、なんやかんやで気やすい仲であり、ゲーム内で起きたユニークシナリオを共同で進めたり、お互いに利用しあっていたりする。
また、近頃売り出し中のゲームプレイアイドルである笹原エイトは彼女達の大学の後輩。
かつて所属していたPKクラン『阿修羅会』のクランオーナーであり、実弟。
弟からは、その容貌をはじめとして、全国的な人気や名声を得ていることから幼少期から劣等感を抱かれているものの、同時に、彼女の黒い本性を間近に目撃し続けてきた経験から、心の底からああはなりたくない。とも思われており、普通の兄弟よりも複雑なコンプレックスを抱かれている。
当のペンシルゴンは弟のことを心の底から見下しているが、何やかんや大切に思っている。
プレイスタイル
知略と謀略を尽くして敵対者を掌で踊らせ、悪辣な罠を仕掛けて捻りつぶすプレイスタイルを得意としており、その様を指してサンラクは「魔王」と称している。
敵対者を巻き込んでの自爆や、ド派手な破壊を好んでおり、最終的にそう言った派手な結末になるためならば、あらゆる労苦を惜しまないが、その為のちまちまとした苦労自体は好きではなく、自分好みの結末を迎える為には労力を惜しまない一種の健気さを持ち合わせている。
ゲームで言うと、オンライン要素とシミュレーション系のゲーム性が有るものを好み、かつ得意としている。
アクションそのものは苦手だが、RPGの中でもオンライン要素のあるものはその戦略性の高さから好んでおり、策謀によって相手をはめ殺すことができるのであれば、格闘ゲームであってもプロゲーマーを連続で倒すことができるほど。
しかし、直接的なプレイヤースキルはそこまで高くない為、策に乗らずに追い詰めて袋叩きすれば勝てるという事である。……何となく、黒いアレを彷彿とさせる例えである
ただし、PVPを主体としていても、プレイヤーの殺意が高すぎるが故に最大の武器であるコミュニケーション能力が全く通用しない辻斬り・狂騒曲・オンラインだけは苦手としており、「会話能力を殺傷力に変換したサイコパスしか生き残れない地獄」と毛嫌いしている。正しい感性。