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ゴキブリ

ごきぶり

約3億年前からいた昆虫の一種。
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定義

ゴキブリとは 節足動物門 昆虫綱 ゴキブリ目 に分類されるシロアリ以外を総称したもの。漢字表記は「蜚蠊」。
一般的にゴキブリと言うと、家屋内に現れる「家ゴキブリ」を指す場合が多いが彼らは実に様々な種類や性質を持ち、家屋内に出現するタイプのゴキブリは全体のわずか1%未満とされる。

確かにゴキブリ目の環境適応力と進化速度には秀でたものがあり、たとえ世界が核の炎に包まれたとしても、ゴキブリ目が地球上から完全に消え去ることはないだろう。しかしながら、今や人間に完全に依存しきったクロゴキブリやチャバネゴキブリは、人間の死滅と同時に速やかに絶滅すると思われる。

特徴

足が速い、脂ぎっている、飛ぶ などといった特徴から嫌われ者の代表と言った感じではあるが、足の速さはクモなどとさして差はなく(それでも1秒間に自身の体調の50倍程度の距離を移動できる)、油の付いた体も触らなければどうということもなく、テカリであればカナブンタマムシなど光沢を持つものは数多くいる。
飛ぶ特徴も、厳密には「飛翔」ではなく、羽ばたきによって滑空距離を伸ばしているだけで、何もないところからいきなり飛び立つことはできない。

文明社会の発展に伴い、自然とふれあう機会の減った現代人は酷く虫を嫌うようになっているので
これが原因で普段家屋内でしばしば発生するゴキブリ、ハエ、クモといった虫に対して尚更の恐怖感を抱く。
過去に病原菌の媒介としても恐れられたため、そのイメージの焼きつきが残っているとも言える。
言わばゴキブリの嫌われる要因は殆どが誤解とイメージによるものと言っても過言ではなく、こうした害虫を「生理的害虫」などと呼称する事がある。

しかしそういった衛生面における問題以外には、個人差による好き嫌い以外の要因はほぼ無いといえる。
致死性の伝染病を媒介するや実際に人間を殺傷する可能性のあるスズメバチなどに比べればゴキブリの実害ははなはだ低い。
やはり視覚の鋭い人間だからこそ、大きさや形、色彩に囚われやすく、故にそこから芸術性を見出すのだろう。

多種多様ゴキブリ

ゴキブリといえば、黒くて家の中に出てくる嫌な虫 というイメージがあるが、世界中には実に多種多様なゴキブリが存在する。
その一部をピックアップし、以下に紹介する。

・クロゴキブリ
一般的にゴキブリといえば、このクロゴキブリを指す場合が多い。
暗いこげ茶色で、形に大きな特徴はないが、比較的触角が長い。
ある程度耐寒性があるため、在来のヤマトゴキブリを押しのけて分布を広げ、特に関東以西では最も普通の種である。
実は、成長がやや遅いためイメージされるほど繁殖力は高くない。

・チャバネゴキブリ
家ゴキブリを代表するとすれば、クロゴキブリと併せて挙げられる。
黄褐色で、胸部に二本の黒い帯がある小型種。
耐寒性が弱いため、主に温度の安定したビルなどに生息し、一般の人家ではあまり見かけない。
成長が早く、繁殖力が非常に高い。俗に、1匹見たら~と言われるのは特にこの種である。また、ライフサイクルが短いため、殺虫剤への抵抗性を獲得するのが早く、駆除が難しい。日本のゴキブリでは最も厄介な種である。
最も屋内生活に適応した種であり飛ぶことができない。在来種に同属でよく似たモリチャバネゴキブリがいるが、この種は森に住んでいて人家には住まない。また飛べる。

・ワモンゴキブリ
代表的な家ゴキブリのひとつ。
全体が茶褐色で、背板に斑紋があるのが特徴。日本にすむゴキブリの中でも最大級の種。
耐寒性は弱く、本土では温泉街などに生息している。暖かい南西諸島では普通に見られ代表的な家ゴキブリである。
活発でよく飛んで移動する。また、攻撃的で人を噛むことがある。
当種や上記したクロゴキブリ、チャバネゴキブリなど多くの家ゴキブリは外来種であり、交易船によって進入し、帰化した。

・ヤマトゴキブリ
本州の人家ではクロゴキブリと並んでよく見かける種。
オスはクロゴキブリに似ているがやや小さい。メスは羽が短い。
在来種であり耐寒性は強い。本州に分布している。人家にも住むが野外活動性が強く森林に多い。
日本の在来種で、古来、家ゴキブリといえばこの種である。近年は、クロゴキブリの分布拡大に圧迫され、また住宅構造の変化により侵入しにくくなって、屋内で見かけることが少なくなってきている。

・オオゴキブリ
日本を代表するモリゴキブリ。
全身が漆黒色で、主に朽木に巣を作って、これを食べながら過ごす。
現在、朽木の除去など、森林整備・開拓の影響から住処を失い、数が激減。絶滅危惧種指定されている自治体もある。


・マダガスカルオオゴキブリ
「鳴くゴキブリ」としても知られる、ペット人気がある外国産ゴキブリ。
頭部、胸部が黒色で、背板にコブがあるのが特徴。腹部はクリーム色や鼈甲色。
特徴として鳴く行動が挙げられるが、これは空気の排出孔から空気を出して、「シュー」という威嚇音を出すことから。一口にマダガスカルオオゴキブリといっても属レベルで異なる様々な種がおり、一般的に多く飼育されるのは、Gromphadorhina portentosaという種が多い。

ちなみに、入手が容易なためか映画などのメディアで登場するゴキブリはほとんどがこの種。

余談だが、かの上野動物園では同郷ゆえかアイアイの飼育館にコイツも展示されている

・アルゼンチンモリゴキブリ
通称デュビア。オスはそれ程特徴はないが、メスは後述のヨロイモグラゴキブリよろしく翅がないのが特徴。
トカゲ等のエサ用に安価で販売され、中には自家繁殖している人もいる
一般的なゴキブリのイメージとはかけ離れたどんくさいところがあり、あまり素早く動かない。

・グリーンバナナローチ
淡いエメラルドグリーンの体色をしている、幻想的で美しいゴキブリ。
幼虫の色は緑色ではないが、成長するにつれて綺麗な緑色になる。
一見するとゴキブリとは思えないほどに鮮やか。

・ルリゴキブリ
金属的な青色をしている、日本で最も美しいとされるゴキブリ。
メスはオスに比べて活動的ではないため、その姿を見ることはほとんどない。

・ヨロイモグラゴキブリ
世界最大級ゴキブリのひとつ。
翅はなく、ずんぐりとした体型をしている。色は茶褐色。
土の中で家族構成を作り暮らすタイプのゴキブリ。
また、個体数も非常に少ないため、なかなかお目にかかれない希少種。
ちなみにACfaの登場人物PQは機体名につけたりペットにしたりとかなり押しており、それに対戦時のしぶとさをひっかけてPQ自身もゴキブリ呼ばわりされたりする。

この他にも、様々なユニークゴキブリが世界中に存在し、そのどれもが幻想的・芸術的であり、今でも多くの人を魅了している。

ゴキブリの天敵

彼らの代表的な天敵。「ちびまる子ちゃん」でもネタにされている。
ゴキブリよりも早く動き、気づかれる前に捕獲してしまう。
たとえ気づかれて逃げても大抵は追いつかれて捕獲されてしまう。
天性のハンターであり、捕食中でも新たな獲物を発見すると食事を止めて捕獲するほどである。
食べ残しの後始末は他のゴキブリか人間の仕事です。

隠れた天敵。
実はゴキブリよりも素早く動くので視覚圏内に入ったらまず逃げられない。
暗闇でも見える眼を持ち、潜む獲物を瞬く間に発見する。
跡形も無く食べつくすので後始末の必要は無い。
強靭な顎を持ち、ダニから人間の死体まで食べる雑食性。
もちろんゴキブリも例外ではない。
海外だと抵抗すらできないゴキブリはただひたすら喰われるのみ。
ゴキブリに卵を産み付けるゴキブリ専門のハンター。
実は食べる。
食欲がない状態だと捕食しないので注意。
動いて口に入る者なら何でも食べてしまう。
まあ、食べるだろう。
雑食なので虫であるゴキブリも例外ではない。
とくに野良猫は捕食する。
飼い猫は逆に愕いて逃げ出すことがある。
「ほめてほめて」と言わんばかりに主人に持ってくることも多いらしい。
ゴキブリ自身も猫=天敵と認識しているので近づこうなどはしない。
ゴキブリを持って来た猫の気持ちも鑑みて、その猫が居ない場所で処分しよう。
みんなが使っているマウスや世界的に有名なネズミではない。
雑食なので捕食するのも例外ではない。
虫ならば何でも食べる。

食物連鎖のヒエラルキーでほぼ最下位に位置するのでとにかく敵が多い。
個体数が桁外れなのでより多くの捕食対象になっている存在でもあるのだ。
(ゴキブリの下はダニなどより小型のものから最終処分者のバクテリアなども含まれる)

イラストにおける特徴

長い触角、黒い体色(主にクロゴキブリの体色がモチーフにされている)を元にキャラクター化、擬人化される場合が多い。
元のイメージとのギャップをはかったり、恐怖心を和らげる為にめっぽう可愛く描かれたりもする。
しぶとさといった性質的なイメージも盛り込まれているケースが多く、肉体的な特徴もしばしば見られる。

多くの人が持つイメージが似たような偏りを持つため、往々にして同じような特徴が盛り込まれている。
しかしゴキブリという、そのもののインパクトの強さから、多少の特徴差は気にならなくなるようだ。
これはゴキブリをモチーフにする上での利点ともとれ、また不利点とも言えるだろう。

また、甲虫などの知名度・人気の高い虫に比べると、印象の偏りが大きいため、ゴキブリ=家ゴキブリ(クロゴキブリやチャバネゴキブリなど)というイメージの定着が強すぎるせいで、多様なタイプのゴキブリをモチーフにしたキャラクターがメディアに登場した例は無い、もしくは極めて稀であることは確かである。


表現方法


尚、ゴキブリの名は「御器齧」(ごきかぶり)の語が転化したもので、食器に付着した食べ残しなどにたかるゴキブリの様子からそう呼ばれるようになった、と言う説がある。

またアブラムシもゴキブリの異名としてそこそこ使われており、高齢の人が「最近アブラムシがよく出て……」等と言っていたら十中八九ゴキブリのことだと思われる。

「コガネムシは金持ちだ」のコガネムシはゴキブリのことであり、金持ちは食べ物を持っている=コガネムシがいっぱいいるからきていると思われる。
ゴキブリが産み落とす卵鞘の形が財布に似ているためという説もある。

食用

  • エドワード・アーチボールド氏はゴキブリの大食いで有名だが、マイアミの北のベン・シーゲル爬虫類ショップで開催されたコンテスト後病院に運ばれ死亡した。食べた数は160匹。死因は窒息死だった。
  • ニコニコ動画の廃水という人はゲテモノ食いでゴキブリを食べた。他にも絶対食べられないようなものも料理した。
  • 上記のように、ゴキブリそのものは食べられるし、実際に中国やタイ等では唐揚げとして賞味される文化があるが、家ゴキブリの食用はおすすめできない。人家周辺で餌をあさるゴキブリは有害物質の生物濃縮が進んでいる危険性が高く毒を蓄積している可能性があるからである。


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