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スラーの編集履歴

2023-05-02 22:09:07 バージョン

スラー

すらー

スラーとは、「ロックマンエグゼStream」のキャラクター。

「何体ナビを呼んでも同じ事…。地球のナビに私をデリートする事は出来ません…」


概要

CV:渡辺明乃


アニメ版の『ロックマンエグゼシリーズ』のみに登場。

デューオの代弁者である地球外の自立型ナビ


性格

常に冷静沈着であり、敬語で会話を行うが、その言動は何処か高圧的で慇懃無礼な物を感じさせる。

操る人間の前に現れる際に「何者か」と尋ねられた際は当初は名乗らなかったが、

途中から「私はスラー。」と名乗るのが定番となった。

中性的な容姿、声をしているが男女どちらの性別に設定されているかは不明。性別が存在しない可能性もあり得る。


常に単独で行動しながらもその戦闘能力は強大であり、地球のネットナビはおろかダークロイドアステロイド、そして「究極プログラム」を備えているロックマンブルースフォルテカーネルをも軽く凌駕する等、一線を画している。

和風着の裾の様な形状をした両腕から光の剣や弾丸を放つのを主な攻撃とし、ワイヤーを放出させて相手を拘束する、電撃で痺れさせるといった搦め手の戦法も行う。また、生半可な攻撃が通用しない上に、サーチマンのスコープガンから放たれたビームを素手で掴み消してしまう、頭上に円を描いた後に大規模な爆発を起こして周囲のナビに大打撃を与えるといった芸当もこなしている。


一方、デューオとは違い、元から人間・ネットナビを問わず地球のあらゆる存在を見下している節があり、ロックマンやブルースが人間とネットナビの信頼や絆について語った際は、「愚かなナビだ」と嘲笑っている様子を見せていた。

また、「デューオの下した試練」としてアステロイドを提供した人間の選別の基準についても非常に偏りが目立っており、元から犯罪に平気で手を染めている悪人どころか、傲慢で独善的なプライドの持ち主、善悪の分別が付いているとは言えない思慮の浅い子供、重病人や退職寸前に追い込まれた状況で冷静な判断力を半ば失っている者等、アステロイドに人間の悪意を増幅させる力があるとはいえ、いつ犯罪や暴走してもおかしくない者が圧倒的に多かった。

しかし、アステロイドを与えられた者の中には、犯罪に手を染める意思など毛頭無い善良な人間も少なからずいたのだが、この場合はアステロイドの方が都合の良い曲解によって勝手に暴走する形で犯罪を行う等、「オペレーター側よりもナビ側の方に問題のあるケース」もあったと言え、六尺玉燃次の様にオペレーターではないもののアステロイドを改心させて絆を紡いだ地球人もいた。

にも拘らず、スラーはそういった地球人達の存在を完全に無視する形で、あくまでも「地球は愚か者の集まりで排除するのみ」と断言しており、『Stream』の終盤に至っては形振り構わないも同然でアステロイド達を無作為にばらまき暴れさせるよう仕向けてまでいた(操っているオペレーターの存在が描かれていない事からそもそも地球人が暴れさせているかどうかさえ疑わしく、スラーが勝手にアステロイド達を暴れさせている可能性も否定出来ない)。

以上からも、悪意を持っていたのは地球人よりもむしろスラーの方では無いかという部分が目立ち、地球人に猶予を与えようとしたデューオと異なって、スラーは最初から「地球を排除する」以外の選択肢を選ぶつもりなど無かったとも言えなくも無いのである。

実際、スラーの中の悪意に気付いていたと思われるカーネルは、アステロイドをばらまいているスラーこそが地球を危機に陥れる真の元凶であると認識していた。


劇中の様相

Streamが始まって間もなくデューオの力を取り込むべく彗星にアクセスしようとしたフォルテと対決したが、全ての攻撃を難無く回避もしくは無傷で受け止め、ワイヤーで縛り着けたフォルテを裏電脳世界に叩き落とした。


地球上のあらゆる人間にアステロイドを送り込み、人間の悪意を集めさせている。

しかし、アステロイドの中には、本来の使命よりもオペレーターとの生活に馴染んでしまったり、あるいは改心して普通のナビとして生きようとする者まで少なからず出ているのだが、スラーからしてみれば別の人間に新しくアステロイドを提供すれば良かっただけなのか、特に咎めたり制裁する様子は見せておらず、無関心で通している。


48話においては、世界各地へ無作為にアステロイドをばら撒いていった結果、それを止める為に時空を超えて戦いを挑んできたカーネルやロックマン組と対決。

軍用ナビとして高い戦闘能力を持つカーネルの攻撃を物ともしないばかりか一蹴し、ロックマン、ブルース、サーチマンの三体によるプログラムアドバンスの攻撃に対しても全くの無傷であった上に、逆に大爆発を起こす形で圧倒している。

その後、Dr.リーガルに13のデューオの紋章を渡されたダークロックマンがデューオの彗星の制御を行おうとした際は、背後から光の剣でコアを貫く形で阻止。消滅しかけたダークロックマンにバトルチップの「サラマンダー」で道連れにされそうになるも、その後の様子からも全く効果が無かった事が伺われる。


最終話では過去の彗星への唯一のアクセスルートであるパストトンネル(過去と未来を繋ぐ廊下のようなもの)でアクセスを阻む為に待機していたが、自身に復讐すべく裏電脳世界から這い上がって来たフォルテと交戦する。

最初は余裕の様子でかつての戦いと同様にワイヤーで縛るも、裏電脳世界で大量のバグを取り込んだ(この際にフォルテの背後に出たオーラからも、恐らく劇場版のネビュラグレイの残骸データ)フォルテに容易く引きちぎられてしまい、その力に驚愕。初めて焦りの様子を見せる事になり、剣同士の競り合いにも追い込まれていった結果、遂にはパストゲートを巻き込む形で全力でフォルテと激突する。しかし、それでも叶わず疲弊し切っていた所、背後からフォルテに胴体を貫手で貫かれる形で致命傷を負う。


最後はフォルテから以前の対決での意趣返しとばかりに「『このまま裏電脳世界で永遠に彷徨う』か、『このままデリートされる』か、好きな方を選べ…」と言われ、最後の意地からなのか、「黙れ…!地球のネットナビが…!!」と拒絶。デリートされる末路を迎える事になった。

その最後は、大きな混乱を撒き散らしていながら地球人達を「愚か者」と蔑もうとしなかった傲慢な者として、「因果応報」とも言える物だった…。


余談

ロックマンシリーズ恒例の音楽に関連したワードが元ネタのキャラで、滑らかに続けて演奏する事を示す音楽記号の『スラー(slur)』からきている。


関連タグ

ロックマンエグゼ ロックマンエグゼStream デューオ フォルテ(ロックマンエグゼ)

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