概要
『ティアーズオブザキングダム』に登場する、フロドラ・オルドラ・ネルドラの三龍に続く4体目の龍。
OPにおいて空島とともにプレイヤーを歓迎し、リンクがチュートリアルとなる始まりの空島を攻略すると、雲海を切り開いて下界への道を示してくれる。
姿
三龍と同じく東洋龍のような長細い身体をしている。その身体は名の通り白銀であり、鹿のような形の角と金色の鬣を持つ。3龍と違って顔は細身で、青い瞳が特徴的。
生態
前作から続投している三龍同様、攻撃を命中させると命中部位に応じた素材を落とす。
各種素材は新式・英傑の服を強化するのに一通り要求されるほか、武器にスクラビルドすると体力吸収効果が付与される。
しかしながら素材の価値に相応してアプローチの難易度も高く、空島付近を飛んでいるため中々見つけることはできない。
常に高度約1500~2200程(高度は場所によって変わる)を滞空、ハイラル全土の鳥望台上空を時計回りに2時間ほど(ゲーム内時間で5日弱)かけて巡っている。たまたま近くを通りがかるということは殆ど無いだろう。
仮に見かけたとしても、白龍は自身の付近にある空島の大半より高い位置を飛ぶため、パラセールのみは当然のこと、飛行系ゾナウギアを駆使してもアプローチは困難を伴うのだが、不可能というわけではないので挑戦者も多い。
ストーリーを進めると鳥望台とパラセールだけでも直接アプローチできる高度に下がるので、難しいと判断したらストーリーをある程度進行させた後に狙うのもあり。
ちなみに白龍は他の龍と違ってダメージ判定を持つエフェクトの類は放たないので、乗るうえでダメージを受ける心配はない。ただ寒冷エリアを3回くらい通過するので、その環境ダメージには注意が必要。
ちなみに、白龍から手に入る素材の一部である『白龍のウロコ』の説明文には「ほのかに温かみがあって懐かしさを感じる」という一文があるがこれが意味するものとは・・・?
以下、オススメのアプローチポイント
白龍はこの島を東から南周りで西へ巡るルートを取っており、9分~10分程度と比較的長い時間この島の周りを飛ぶ。そのため白龍を発見しやすい。
リンクが最初に目覚めた島から飛行系ゾナウギアを使えば白龍に辿り着ける。
- ゾナニウム精錬の島
始まりの空島の東にある筒が大量に並んだような独特な形状の空島。白龍はこの島のすぐ横を通過するため、島の頂上からパラセールのみで辿り着ける。
- ドイブラン遺跡鳥望台
ドイブラン遺跡の真上を白龍が通過するうえ、この鳥望台の飛び出し高度がちょうど白龍と同じくらいとなっている。そのためタイミングが合えば白龍を眼前で見れる。
そのままパラセールのみだと微妙に高度が足りなくなるが、ゾナウギアの翼や浮遊石で足場を作って盾ロケットなどを使って上昇していけば背中に乗れなくもない。翼もロケットも序盤に手に入るゾナウギアなので、やろうと思えばパラセール入手直後に白龍に乗れる。ちなみに白龍と近い高さに上がれる鳥望台はここ以外だとラブラー山とラネール山のみ。
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ネタバレ注意
その正体は、プロローグで遥か過去の世界にタイムスリップしてしまったゼルダ。同様に過去にやって来たマスターソードを復活させるためにゾナウの秘石の力で龍と化した。
「龍になったものは自我を失い二度と元には戻れない」とゾナウ族の賢者ミネルから忠告を受けていたゼルダだが、マスターソードを再生させるという強い思念が実ったのか、マスターソードは離れることなく彼女のもとで完全復活を遂げることになる。
龍化時に流した泪にゼルダの記憶の断片が宿り、地上に落ちたそれを後の時代の人々が見て地上絵という形で伝えていくことになる。
以降の詳細はゼルダ(ブレスオブザワイルド)の項を参照。
余談
上述の通り白龍に乗るのは非常に難易度が高い。
龍の泪をコンプリートした際に一時的に高度が下がりアプローチしやすくなるので、これをクリアしてマスターソードを入手するルートが正道として設計されている模様である。この記事の読者の多くもそのルートを辿ったかと思われる。
しかしながらそこは自由度を掲げるティアーズ・オブ・ザ・キングダム。白龍へのアプローチ方法も当然複数用意されており、白龍にアプローチしやすい島が複数存在する他、コログの森に到達してエピソードチャレンジをクリアしても白龍への導線を得られるようになっている。
このコログの森ルートの場合はマスターソードを入手するまでマップ上で白龍の位置が分かるようになるのと、更に入手した後も含め永続的に高度が下がるのでアプローチがかなりしやすくなる。
攻略もそこそこに白龍に到達し、始まりの空島脱出時に消えたはずのマスターソードを白龍の頭上で発見してしまい、早々にゼルダの顛末を強烈に仄めかされてしまったプレイヤーも少なからずいる模様。
龍の泪を順当に追っていけば、消えたゼルダの謎を解き明かすミステリー的な楽しみ方になる本作のストーリーであるが、早い段階で白龍にアプローチしてしまった場合、嫌な予感が徐々に確信に変わっていくサスペンス的なスリルを得る事となり感想が幾分変わることになる。