概要
ガナン帝国三将のうち最後に戦うことになる1人で、豹の頭の獣人。
忠誠心に溢れ、敵との戦いに喜びを感じる気高き剣士であり、狡猾な野心家であるゲルニック将軍ですら「実に腹立たしいことだが、彼(ギュメイ将軍)さえいれば帝国城の守りは万全」と評する実力者。
元々は人間で、300年前にガナサダイを守り抜いて死んだ。
命懸けで皇帝のガナサダイに仕え、その忠誠心は非常に高く、エルギオスの力によって再び蘇った後も「二君に仕えるつもりはない」と述べている。
良きライバルを求めており、主人公に敗れた後も他の二人の将軍と違って、負け惜しみ等は一切言わず、「お前のような強者と闘えたことが幸せだった」と言い放ち、皇帝に対する謝罪を述べているなど武人肌。
ある意味、『ドラゴンクエストⅥ』のデュランのポジションと言える。
エンディング後の配信クエストでは幽霊の姿で登場しており、他の二人の将軍と比べて優遇されている。
また、ニンドリの投稿のコーナーの人気ランキングでは、上位にランクインしていた。
ただ惜しむらくは出番がかなり少ない事。
ストーリーではガナン帝国城、絶望と憎悪の魔宮の2回、上記の追加配信クエストを含めても合計3回しか会えない。もっとも、そういう意味ではゴレオン将軍はもっと出番が少ないのだが…。
日本刀型の片刃の長剣を武器として装備している…が持ち方はかなり特殊。左手に片手持ちで刀を構えているが、よく見ると刃が自分の方を向いているのだ。しかし、その独特の構えから多彩な剣技を繰り出す。
斬り上げて相手を確実に行動不能にしたり、「まじん斬り」「マヒャド斬り」「かえん斬り」「さみだれ斬り」といった特技を使う(流石に動かしづらいということなのか、後に各種ゲームに客演する際は刃が相手の側を向くように持ち替えられている)。
斬り上げも中々厄介だが、一番の脅威はパーティ全体の平均HPが200にも届かないところに約220近い極大ダメージを叩き出す「まじん斬り」。
このとき出される「つうこんのいちげき」は守備力貫通型であるために後衛が喰らえばほぼ即死、前衛キャラでもまともに受ければ致命傷は免れない。
そうでなくても純粋な火力も高いため、「さみだれ斬り」のダメージの分散具合によっては回復が間に合わなくなり、徐々に切り崩されていくこともあり得る。
ただしそんな彼にも弱点はあり、「まじん斬り」はMPの関係上3回しか使えない事。そのため「まじん斬り」を3発受けるまで防御してやり過ごせば「まじん斬り」による突然の事故をほぼゼロにすることも可能。
…とはいえ斬り上げや「さみだれ斬り」は相変わらず使ってくるため、守備力はしっかり上げておくことを薦める。
外伝作品での登場
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
自然系のSランクモンスターとして初参戦。
必ず2回行動できる中では最高の攻撃力を誇る。
特性は魔神攻撃で、攻撃をよく外すが当たれば高確率で会心の一撃と、『ドラゴンクエストⅨ』で繰り出した「まじん斬り」が再現されている。
…が、2回行動できる反動か攻撃力以外の能力値は絶望的なほど低く、HPは530とメタル系スライムを除けば最下位。
当時幅を利かせていた3枠のギガボディモンスターは、全体に300ダメージ以上の大技を使うのが当たり前なうえに複数行動してくるという状況であり、HP530では初参戦ながら到底活躍できる環境ではなかった。
しかも配合方法がキラーパンサー×まおうのつかい×ピサロナイト×ゲマの4体配合とかなり面倒。
発売前に発表されたプロモーションムービーでは「ギガクロスブレイク」を放ったりかなり活躍している。
- ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D
ランクがAに降格し、魔獣系になった。
多くのモンスター同様にHPが1000以上に強化された。
比較的高い攻撃力と健在の「AI2回行動」、さらに「亡者の執念」の特性により、倒されるダメージを受けてもそのターンだけは生き延びて攻撃できるなど優秀なアタッカーとなった。
原作では強化版とも言える「魔剣神レパルド」も本作から参戦しているが、あちらはAI1~2回行動であり、ステータスもそれほど変わらない為、ギュメイ将軍の方が使いやすい。
また、配合もキラーパンサー×ゲマと簡単になった。
- ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵
基本的な性能は『テリーのワンダーランド3D』と変わらないが、新生配合で「大剣豪」を覚えるようになった。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』ではリストラされていたが、今作で復活。
キャット・リベリオとダブルバングルを配合することで生み出せる。
メガボディ化すると「亡者の執念」、ギガボディ化すると「超こうどう はやい」、超ギガボディ化で「強ガードブレイク」が解放される。
ライド合体すると特技「天翔轟嵐斬」が使え、合体特性「斬鉄」が追加される。
同系統のモンスター
- 魔剣神レパルド
宝の地図の洞窟のボスの一体。
神の力が宿った魔剣を振るう獣人で、自らが強者と認めた者のみ魔剣を携え、戦いに臨む。
邪眼皇帝アウルートの話によると、創造神グランゼニスの腕から生まれたという。彼の発言からするに、彼本人にも持っている剣にもグランゼニスの力が宿っているようだ。
完全2回行動であり、戦闘では「きりあげ」「さみだれ斬り」「まじん斬り」「いてつくはどう」「テンションバーン」を使用。
ギュメイ将軍と異なりMPは無限になっており、「いてつくはどう」があるため「スクルト」も無駄。
- 斬皇 虎丸
『星のドラゴンクエスト』のイベント『武神十二王皇』に登場する。
刀以外の武器はいまいちダメージが通らず、自身も数々刀専用スキルを繰り出してくる。